接客から始まった、マーケティングのキャリア
店舗接客で学んだ「信頼される関係性」
私のキャリアの始まりは、店舗での接客業務でした。
日々さまざまなお客さまと向き合う中で、ただ商品を売るだけではなく、「この人から買いたい」「また来たい」と思ってもらえる関係性を築くことの大切さを実感しました。
その場限りの売上よりも、長期的な信頼を積み重ねること。
それが、結果として売上にもつながることを肌で感じた経験は、今の仕事にも深く影響しています。
ECサイト立ち上げで得た“現場感覚”と多角的な視点
その後、店舗備品・店舗什器を扱うメーカーへ入社し、3名体制でECサイトの立ち上げ・運営に関わることになりました。
受注から出荷まで、すべての工程を経験しながら、接客経験を活かして顧客対応にも力を入れました。
小さなチームだからこそ、業務の垣根なく「何でもやる」姿勢が求められ、実務の幅が一気に広がりました。
この時期に得た“現場感覚”は、マーケティング施策を考える上でも非常に役立っています。
数字だけでは見えない「お客さまのリアルな反応」を想像できるようになったのは、この経験のおかげです。
育休中にマーケティングと出会い、体系的に学ぶ
EC運営の中で、「どうすればもっと届くのか」「どうすれば選ばれるのか」と考えるようになり、マーケティングの面白さに気づきました。
育休中という限られた時間の中で、RaiseTechの講座を受講し、本格的にマーケティングを学び始めました。
この時期は、インプットに集中した期間。
知識を吸収しながら、自分の中で少しずつ“仕組み”として整理していく感覚がありました。
フリーランスとしての成果と、経験の掛け算
現在はフリーランスとして、マーケティング支援を中心に活動しています。
学んできたことを実践に落とし込みながら、アウトプットを通じて成果を出せるようになってきました。メルマガ施策では、開封率69%、クリック率11%、CV率3.5%という結果を出すことができました。
この成果は、CS経験で培った「顧客理解」と、マーケティング知識の掛け合わせによるものだと感じています。
顧客の本当の困りごとがわかるからこそ、刺さるメッセージが作れる。
その場限りではなく、長期的な関係性を重視した施策が打てる。
これまでのすべての経験が、今の仕事に活きています。
これから目指すこと:支援と仕組み化の両立へ
今後は、マーケティング支援に加えて、コンテンツ事業にも挑戦していく予定です。
自分の知見やノウハウを、必要な人に届ける仕組みをつくることで、より多くの課題解決に貢献したいと考えています。
たとえば、メルマガコンテンツを自動で販売できる仕組み化や、SEO記事制作の再現性を高めるテンプレート設計など。「人に頼らなくても価値が届く仕組み」をつくることで、支援の幅を広げていきたいと思っています。
CS経験は、私にとって“土台”です。
そこにマーケティングの視点と仕組み化の力を掛け合わせることで、より多くの企業や個人にとって「任せてよかった」と思ってもらえる存在を目指しています。