馬と一緒に作る人事研修!
社会医療法人時代に馬を使った人事研修を実施してきました。
馬にはミラーリングという対峙する人の気持ちをそのまま映すという特性を持っています。(科学的にも証明されています)
こちらが怒っていれば怒るし、怖がっていると怖がります。
手綱を持って引いて歩くだけ(曳き馬)ですが、正しくお願いしないと動いてくれません。当然、言葉は通じませんのでノンバーバル(非言語)のコミュニケーションが必要になります。
『言うこと聞けよ!』と上から言ってもマウントの取り合いになり、動いてくれませんし、『大きくて怖いな~』(馬は400kg~500kgあります)となると馬も怖がって後ずさりしてやっぱり動いてくれません。
心をフラットに感情を乗せず、心を込めて『いい?こっちに来てくれる?』とお願いするとちゃんとついてきてくれます。
病院では、言葉を伝えられない患者さんもいます。身体のわずかな反射や反応でも対処できるように医療法人で馬の研修を始めたと聞きました。本当に素晴らしい研修です。
はじめて馬と触れて本当にちゃんとお願いするという関わりを持った時に小学校の時にギア付きの自転車がすごく欲しくて心の底から両親にお願いした時の気持ちを思い出しました。
馬が教えてくれた『お願いする気持ち』職場の同僚や家族にも同じように接することで人間関係が良くなっていくのをたくさん目にしました。
馬は美しく気高く、そして人にやさしく学びをくれる生き物ということを学び続けています。