実際の住宅事例から
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事例1:風と光を取り込む平屋住宅
鹿児島市郊外で建てた平屋住宅では、夏の蒸し暑さを和らげるために南北に風の抜ける大きな窓を配置しました。
深い庇を設けることで、夏は強い日差しを遮り、冬は低い角度の陽射しを室内に取り込む工夫をしています。
さらに、桜島の降灰を考慮して、掃き出し窓の前には灰が溜まりにくいステップ状のアプローチを採用。
「毎日の掃除がぐっと楽になった」と施主様にも喜んでいただいています。
事例2:台風に備えた高台の家
鹿児島は台風の通り道。
海に近い高台に建つこの住宅では、強風に備えて耐風性能の高いサッシを採用しました。
また、屋根の形状をシンプルにすることで風の影響を受けにくくし、雨漏りのリスクを軽減。
大きな窓からは錦江湾を望むことができ、安心と開放感を両立した住まいになりました。
事例3:冬の冷え込みに配慮した二世帯住宅
「鹿児島は暖かいから断熱は不要」と考えられがちですが、実際は冬の底冷えに悩むご家庭も少なくありません。
この二世帯住宅では高断熱仕様の窓と外壁を採用し、室内の温度差を抑えました。
ヒートショックのリスクが減り、高齢のご両親にも安心して暮らしていただける住まいに仕上がっています。
まとめ
鹿児島の家づくりでは、
- 夏の暑さ・湿気への対策
- 台風や降灰といった地域特有のリスクへの配慮
- 意外な冬の寒さへの備え
これらを丁寧に組み合わせることが欠かせません。
そして、その工夫のひとつひとつが「快適で安心できる日常」を支えています。
これからも鹿児島の気候と共に歩む住まいを提案し続けていきたいと思います。