地域での探究活動から見えたこと
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地域での探究活動から見えたこと
私にとって「学び」は、未来を信じる行為です。
まだ見ぬ可能性を信じ、共に問い続ける場をつくること――その思いを地域での探究活動の中で実感することができました。
地域を題材にした探究
あるとき、子どもたちと一緒に「わたしたちの町の未来」をテーマにした探究活動を行いました。
舞台は、地域の古い商店街。シャッターが閉まったままのお店も多く、「もう寂れてしまった」と大人たちは口にしていました。
けれど子どもたちは違いました。
「ここをアートでいっぱいにしたら楽しい」
「お年寄りが安心して集まれるカフェをつくりたい」
「空き店舗を図書館みたいにしたらどうかな」
小さな発想が次々に飛び出し、大人たちがハッとした表情を見せたのを、私は忘れられません。
学びは未来をひらく力
探究の場では、“正しい答え”を探すのではなく、“自分たちの問い”を深めていきます。
そこにあるのは、可能性を信じるまなざし。
子どものひらめきに大人が刺激を受け、大人の経験が子どもを支え、互いに未来を描き合う。
その関わり合いそのものが、学びの本質だと感じます。
地域での探究活動は、私にとって「学びは未来を信じる行為」であることを改めて確かにしてくれました。
これからも、問いを重ねながら、地域とともに未来をひらく場を育んでいきたいと思います。