【山本達也:千葉県/市川市】「技術の引き出し」は、対話から生まれる
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みなさん、こんにちは。フリーランスシステムエンジニアの山本です。
Wantedlyのストーリーをご覧いただきありがとうございます。 今回は、僕が日々の仕事で感じている、ちょっとユニークな「気づき」についてお話ししたいと思います。
僕はフリーランスとして、様々なスタートアップ企業様とお仕事をさせていただいています。その中で、いつも驚かされることがあります。それは、「僕の技術の引き出しは、クライアントさんとの対話の中で増えていく」ということです。
エンジニアの仕事というと、黙々とコードを書いたり、最新の技術を一人でキャッチアップしたり、といったイメージが強いかもしれません。もちろん、それも大切な業務の一部です。でも、それだけでは本当の意味で成長できないと、最近強く感じています。
先日、ある教育系スタートアップのクライアントさんから、「ユーザーがより楽しく学習できるような、ゲーム的な要素をシステムに取り入れたい」というご相談をいただきました。
僕自身、これまでゲーム開発の経験はありません。でも、クライアントさんの「ユーザーにワクワクしてほしい」という熱い想いを聞いているうちに、僕の中の「技術の引き出し」をなんとか開けようと、色々なアイデアが頭の中を駆け巡りました。
「このアニメーションのライブラリを使えば、動きのあるUIが作れるんじゃないか?」 「ユーザーの進捗状況を可視化するには、このグラフ描画ツールが使えるかも」 「ランキング機能を実装するなら、データベースの設計をこう変える必要があるな」
そうして、クライアントさんと何度も対話を重ね、時には技術的な専門用語を使わずに、アナログな例え話を交えながら、一緒に理想の形を探っていきました。
結果として、僕は今まで使ったことのなかった新しいライブラリやツールを学ぶことになり、僕自身の「技術の引き出し」が一つ増えました。そして、クライアントさんの想いを形にすることができたのです。
僕にとって、クライアントさんとの対話は、単なる要件定義の時間ではありません。それは、僕自身のスキルセットを広げ、新しい技術に挑戦するきっかけを与えてくれる、いわば「技術の引き出しを増やすための時間」なのだと気づきました。
僕が大切にしているのは、技術の知識を一方的に提供することではなく、クライアントさんの「やりたいこと」の奥にある「想い」や「課題」を深く理解し、それを解決するための最適な技術を、共に探し、創り上げていくことです。
これからも、一つ一つの対話を大切にしながら、僕自身の技術力と、クライアントさんのビジネスの両方を、一緒に成長させていきたいと思います。