【元島純貴】案件は波のようにやってくる
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フリーランスとして働き始めて数年、案件の動きには独特の周期があると感じています。静かな日が続いたかと思えば、突然立て続けに新しい依頼が舞い込む。まるで海岸で波を待つサーファーのような感覚です。
波が来たときに必要なのは、準備と判断力です。サーファーが板を整え、風向きや波の高さを読むように、エンジニアも日々スキルを磨き、案件の性質や優先度を瞬時に見極めなければなりません。
会社員時代は、波は常に一定で、上司やチームがペースを整えてくれました。独立するとそのペースメーカーはなくなり、波を待つ時間も、波に乗る瞬間もすべて自己責任です。それは不安でもあり、同時に大きな自由でもあります。
興味深いのは、波が重なったときの判断です。一つの波に集中すべきか、複数の波を乗り継ぐべきか。どちらを選んでもリスクはあります。私の場合、短期的な負荷よりも、長期的な信頼と成果を優先する方針を選びます。
波を逃すことは、一見チャンスを失うように見えます。しかし、準備不足で乗ってしまえば、途中で転覆して信頼を失う可能性もある。だからこそ、日常のスキルアップや情報収集は、まさに「海のコンディションを毎日観察する」ようなものです。
案件は波のようにやってくる。すべてを乗りこなす必要はありません。自分が本当に価値を出せる波を選び、全力で乗り切る。その繰り返しが、フリーランスとしての成長と信頼につながっていくのだと実感しています。