講師として、私がいちばん大事にしていること
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講師として仕事をする中で、私がいちばん大事にしているのは、「受講生が、安心して立ち止まれる状態をつくること」です。
学びに来ているということは、「分からないから知りたい」「今のままでは変われない気がする」——そんな思いを抱えているということ。
だからこそ私は、「分からない」と正直に言える場でありたいと、いつも思っています。
言葉の奥にあるものを、一緒に言語化する
私の面談では、まず「何が言いたいのかな?」というところから丁寧に聞きます。
受講生の言葉をそのまま受け取るだけでなく、その奥にある「本当は何を聞きたいのか」「どこで引っかかっているのか」を汲み取り、いったん私の言葉で言語化して返します。
「こういうことを言いたかった、で合っていますか?」
そう確認した上で、必要であれば具体的な答えを伝え、ときには、答えよりもその気持ちに寄り添うことを選びます。
その関わりを続けていると、受講生の言葉が少しずつ変わってきます。
「こんなことを聞くのは恥ずかしいんですけど…」
「今さら、こんなことが分からないなんて…」
そんな前置きはあっても、分からないことを、ちゃんと教えてくれるようになる。
オンラインのマンツーマン面談だからこそ、格好をつける必要はありません。分からないことは、どんどん聞いていい。私は、「分からない」と言われたことを、分かる形にするために隣にいる——ただそれだけです。
変化の瞬間に立ち会える喜び
印象に残っているのは、最初はパソコンにほとんど触ったことがなかった受講生さんのこと。
最初の頃は、画面共有もこちらからお願いしていましたが、4ヶ月のサポートの最後の面談では、その方が自分から画面を共有し、「ここまでやってみました」と話してくれました。
また、最初は「少し頭が固いな」と感じた受講生さんもいました。
でも、「この人は、どのスイッチを押したら動き出すんだろう」と諦めずに考え、一つひとつお困りごとを伺い、どこがボトルネックになっているのかを探しました。
そして、解決に向かうための道しるべを一緒に確認していくうちに、4ヶ月の面談を終える頃には、取り組む姿勢そのものが変わっていたのです。
これからも、学びたい人の隣に
私はこれからも、
- やり方は分からないけれど、学びたい
- 今の自分から変わりたい
- もっといろいろなことを知りたい
そんな気持ちを持った方に寄り添い、安心して立ち止まり、また一歩踏み出せる場所をつくっていきたいと思っています。
教えることよりも、一緒に考え、続けられる状態をつくること。それが、私が講師として大事にしていることです。