こんにちは!城間勝行です。
私たちは日々の暮らしの中でどうしても目に見える成果やスピード感ばかりを追い求めてしまいがちである。 新しい技術を素早く習得し最短距離で大きな結果を出すことこそが優秀であると信じ込んでいる。 しかし古い神社の境内で見つけた苔むした石畳を眺めていたとき私はまったく異なる時間の流れに気づかされた。 その石畳の表面は長い年月をかけて育った緑色の苔に覆われており人の手では決して作り出せない深い味わいを放っていた。 一朝一夕には完成しないその静かな佇まいは慌ただしい毎日を送る私の心をふと立ち止まらせてくれたのである。 効率や効率性ばかりが重視される現代のビジネスシーンやチーム開発においても私たちは焦りを感じることが少なくない。 予定通りに進まないプロジェクトに直面したり思い描いた通りの成果が出なかったりするとつい自分を責めてしまう。 だが苔むした石畳が長い年月をかけて美しさを増していくように人の成長やプロダクトの成熟にも不可欠な時間がある。 表面的な数字や目先のスピードだけに囚われていると本当に大切な土台の部分を見落としてしまうことがあるのだ。 予期せぬトラブルや遠回りに思える経験こそが自分の内側にしっかりとした根を張るための豊かな栄養源になっていく。 完璧に整えられた平坦な道だけを歩く人生よりも時には泥臭く一歩ずつ踏みしめる歩みを大切にしたい。 今日という日が終わる前に自分の足跡がどのような軌跡を描いているのかをそっと優しく振り返ってみよう。 誰かの基準や世間の速度に合わせる必要などどこにもなく自分だけの歩幅でしっかりと歩むことが何よりも大切だ。 見えない未来を不安がるのではなくどんな景色が待っているのかを静かに楽しむしなやかな強さを胸に抱いていたい。 自分の足で大地を踏みしめながらこれからも心豊かな旅の続きをのびのびと歩んでいこう。