私の推しをみてください
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心の支え、推し。私に推しができるまでのストーリーです。
私の推しは3人(うち1、猫)!推し文化が浸透してから、どのくらい経ったでしょうか。みなさんに推しはいるのでしょうか。私はずっと「推し」と呼べる存在がいませんでした。
誰かの推しトークを聞くと、その熱量やキューンとなっている「ときめき」が伝わってきて、 正直、うらやましいなぁと思っていたのです。
そして現在——
3人(うち1、猫)の推しが出来ました!
推し第1位:ドコドコドコドコ……バーン! 息子です。
5年の不妊治療の末に授かった、かけがえのない存在。
子育てとキャリアの両立は、まだまだ簡単とは言えません。 「父親の育休」が珍しがられる社会で、 子どもが熱を出せば、迎えに行くのは大抵母親。
時には「子どもを産む前に戻りたい」と瞬間風速的に思う時も正直あります。 それでも、やっぱり彼は絶対的な宝物。何をしてても、可愛くて、応援したくて、心配で、そんな毎日です。
続いて...第2位:ドコドコドコドコドコドコドコドコ..(ドラムロール)ババン!愛猫です!
不妊治療や仕事の大変な時期、本当に心の支えになってくれました。猫を飼ってる人に聞きたいのですが、一人でこそっと落ち込んだりしていると、スッと来てくれたりしませんか?気のせいなのかしら。
保護猫として迎えた子で、 「一つの命を助けた」という小さな誇りもあります。最近では保護猫を扱うテレビ番組も増え、 殺処分ゼロも現実味を帯びてきました。
村上春樹さんもこう言ってました。「猫が全てを教えてくれる」と。(ネットで探したのですが、事実確認が取れず、これに関しては話半分に思ってください。おそらく村上ラヂオ(書籍)かなと思います。)
(↓写真盛っててすみません)
そして最後... 推し第3位:ドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ..(長).....(静...)
BTS ジョングクさんです!(照..🫣)
いわゆる、俗にいう、そんな意味での「推し」です。
きっかけは、助産師をしているママ友。 ある日、その友人が読んだとあるメルマガに出てきたBTSの話に感動して『Answer: Love Myself』をYouTubeで観たら、ハマってしまったと。話は少し変わりますが、助産師をしながらの子育ては、普通の仕事とは少し別物だと感じます。夜中の呼び出し、土曜の出勤、休憩時間15分の時もあるそう...。
そんなときBTSは「自分を大切にする、愛する」意味を与えてくれたと言うのです。
私もその話を聞いてからしばらく気になりつつ過ごしていました。ある日その友人と行った韓国料理店で流れていたジョングクさんの『SEVEN』を聴いて、キャッチーな曲調が耳に残り、いつの間にかYouTubeでBTSのMVを漁る日々が始まりました。
写真は衣装の展示会に一人で行った時の写真です。なんだか夫に子を預ける罪悪感が未だにあるのですが、推しが私を動かすのです..!! (子が赤ちゃんの頃、美容院に行くのさえ後ろ髪引かれたものです。夫に「大丈夫だから早く行きなよ」と言われて、家を後にし、美容院でもそわそわ..母親あるあるです)
BTSのメッセージ性は本当に強く、魅力満点です。夢中になる友人の気持ちが手に取るように分かりました。彼らについてのマーケティング本も出ており、マーケターとしても非常に興味深い存在に。「彼らの魅力は充分に分かるけど、この巨額なビジネススキームどうなってるの!」「そもそも世界中に強火のARMY(ファンネーム)がたくさんいるのはなぜ?」「カルバンクラインの倒産の危機を救ったのって本当にグクなの?」などなど...(この類の話をあまり語りすぎると、ママ友にちょっと引かれます)
母親になると、どうしても「自分より家族」を優先しがちです。 でも、誰だって「普通の幸せ」を手に入れるのが難しいと感じる時代、 BTSの音楽は「そんな自分も愛してあげよう」とそっと寄り添ってくれます。まあ生きてると色々あります。心が摩耗した日、湿気った魂に、ふわふわのタオルを肩にかけてくれる存在です。
勝手にBTSの曲のご紹介
『ON』
強気な歌詞が特徴で、 「持って来い bring the pain oh yeah」 ——苦しみも痛みも、全部受け止める覚悟にグッときます。
『Zero O’clock』
誰にでもある「うまくいかない日」の気持ちに寄り添ってくれる曲。 “今日が終わって、また明日が始まる”という、 リセットのタイミングに心が軽くなります。
『MIC Drop』
アンチに向けた力強いメッセージが込められた一曲。 「人気あり過ぎてごめんねママ」など、痛快な決め台詞も魅力。
他にもめちゃくちゃあります。「Pied Piper」なんて、こんな魅惑的な歌詞、過去にあったかな?と思うほどです。セクシー且つ特徴的。
BTSが国連総会で行ったスピーチは、世界中の若者たちに向けて、自分自身を愛し、自分を語り、希望を抱いて未来に向かっていくように促すメッセージで、YOUTUBEにも上がっている国連で撮影した「Permission to Dance」は新型コロナウイルス禍の中で、希望と明るい未来を表現するために作られた楽曲です。
話変わるようですが、ある日、思ったんです。海外ドラマで黒人の女性が自分のことを「美味しいキャラメル」という感じで表現していて、対抗して白人女性が「甘くてとろけるソフトクリーム」と言っていました。ハッとしたんです。BTS「Butter」って黄色人種のこと...?めっちゃ美味しそうに表現してる...!!と...
あと、、あと、、、そろそろやめておきます。
推し語りはあまり良くないかなと思いつつ、書いてみました。
推しが3人(うち1、猫)いる生活は、忙しくても、心は前よりずっと元気です。
子どもも、猫も、ジョングクさんも、 尽きることのない「愛情」「憧れ」「志」を教えてくれました。
これからも、母であり、推しのファンであり、 そして「わたし」である日々を、丁寧に歩んでいきたいと思います。
夫も大事にしてます。言葉にすると野暮なくらい長く連れ添っているのであえて言いません。