社員座談会 「新入社員から見たアシスタントの役割とグルーブシンク」
今回は、2024年にアシスタントとして入社した3名による社内座談会の模様をお届けします。
イベント企画・運営・制作を手がける私たちグルーブシンクですが、eスポーツの仕事内容はとにかくバラエティ豊か。
「この業界って実際どんな仕事をしているの?」「アシスタントの役割って・・・・・・?」そんな疑問を解消すべく、リアルな声を集めました。
登場するのは、杉江さん、宮崎さん、水谷さんの3名。前職も経歴もバラバラな3人が、今は現場を駆け回りながら、日々新しいチャレンジを繰り返しています。
目次
Q. なぜeスポーツ業界に?
Q. eスポーツ業界に入ってみてどうですか?
Q. アシスタントってどんな仕事?
Q. グルーブシンクってどんな会社?
最後に: 未来の仲間へひとこと
Q. なぜeスポーツ業界に?
水谷(写真左)2024年10月中途入社。流行りものはとりあえず触ろうというスタイルで、最近は『VALORANT』『League of Legends』『Street Fighter 6』などをプレイ。
水谷:前職はIT系企業に新卒で入社して、4年半ほど在籍していました。デジタル広告のプロダクトが主な担当でした。転職した理由としては、ゲームが好きだったので「好きなコンテンツで仕事をしたらどうなんだろう?」という興味が一番の理由です。それに加えて、eスポーツって、どうやってお金が生まれているのか・・・・・・というビジネス観点でも面白そうと思って転職しました。
杉江2024年9月中途入社。個人で大会を主催するほど『マジック:ザ・ギャザリング』が大好き。焼き芋屋さんの経歴も。
杉江:前職は、フルリモートで広島に住んでウェブサイトの制作とかディレクションだったりとか、あとはSNS周りの運営だったりとか、制作関係をメインにやっていました。転職のきっかけは、Red Bull Gaming Sphere Tokyoで行われた機材の講習会です。スマブラの大会をやっている人たちが開催していたんですが、その時の熱量や空気感がとても良いなと。個人で大会を主催していることや配信活動もしているので、機材や技術周りを学びたいと思って、eスポーツ業界に飛び込んできました。
宮崎2024年8月中途入社。自他共に認める『VALORANT』好きで、推しのチームは「ZETA DIVISION」「Team Heretics」。コミュニティイベントなどにも参加しているとのこと。
宮崎:前職はITセキュリティ業界でソフトウェアベンダーのエンジニアをしていました。新卒で入社してから、官公庁への転籍なども経てグルーブシンクに入社しました。eスポーツ業界に興味をもったきっかけとしては、コロナ禍でゲームでもしてみようかしらとNintendo Switchを買ったことからです。そこから、どうやら真剣にゲームをしている人たちがいるらしいということを知りました。たまたま前職の同期にそういった活動や配信を行う方がいて、そこから面白そうだなとだんだんと興味を持っていきました。諸々、細かいことは以前の記事をご覧いただくのがよいかと(笑)
宮崎さんの記事はこちら
Q. eスポーツ業界に入ってみてどうですか?
杉江:グルーブシンクに入る前は、正直「大会を回して、選手をカッコよく映す」みたいな世界を想像してました。グルーブシンクだからこそなのかもしれないけど、入ってみて感じたのはeスポーツは“手段”なんだってこと。たとえばクライアントの課題である「若い層にリーチしたい」とか「新しい商品を広めたい」とかを解決するためにeスポーツを使う。
だから、ただイベントをやるだけじゃなくて、「なんのためにやるか」から考えるんです。
提案資料を作ったり、構成を組み立てたり、マーケティングっぽい仕事がすごく多いのが意外でした。
水谷:それは確かにそうかも。私も「好きなもので仕事ができたらいいな」っていう軽い気持ちで入ったけど、実際にはビジネスとしていかに成立させるかや、どんなリターンが得られるのかを考えることの方が多い印象です。あとは、イベントひとつとっても、表に見えるところだけじゃなくて、裏側で「お弁当手配します」とか「機材問題ないかチェックします」とか、すごく細かい気遣いの積み重ねでイベントや配信が成り立ってるんだな〜って思いました。
宮崎:私はもともと観戦好きだったけど、今では配信を見ながら「このカメラ映像いいな〜」とか、「このタイミングでこの画が出てくるのいいな」とか作り手の視点で楽しめるようになってきました。
杉江:それ分かる! 好きなものの解像度が上がっていく感覚ですね。あとは、現場などの手触り感があるのも私は好きなポイントです。自分が考えて作ったものやコンテンツを目の前で見られる瞬間は良いなと思います。
Q. アシスタントってどんな仕事?
杉江:グルーブシンクでのアシスタントって、いわゆる「指示されたことだけをやる人」ではなくて、ディレクターと一緒にプロジェクトを走る“相棒”みたいな存在だなと思っています。
企画段階から関わることもあれば、現場でレジ打ちをしてたりもする(笑)
「もっとこうした方がいいかも」とアイデアを出す余地もたくさんあるし、個人的には「ディレクターとアシスタント」ってより「サトシとピカチュウのバディ」って言った方がしっくりきます。
宮崎:確かに一緒に作っていくみたいなイメージはありますね。私は入社して最初はリサーチ業務が多かったですね。海外のeスポーツ事例を調べたり、会場候補の情報を集めたり。こういった細かい業務を行うのは、いわゆるアシスタントというイメージに近いかもしれないです。
水谷:よくあるアシスタントっぽい業務でいうと、お弁当の手配とか、ホテルの調整とか、いわゆる“雑務”に見えることも実は超大事。
アレルギーの確認、時間帯の考慮、ゴミの回収方法、会場との距離など、細かい気づきが現場ではめっちゃ助かるみたいなこともよくありますよね。
宮崎:そうですね。ディレクターは全体を見る必要がある分、細かいところまでは拾いきれないことも多いと思います。
そうした細部を支える力こそアシスタントの価値なんだなと思っています。
「こうした方がよくないですか?」って、遠慮せずに提案できる空気があるのはグルーブシンクならではかもしれません。
水谷:何でも屋さんではあるんですけど、やりたいことがあれば何でも出来るというのはあるかもしれないですね。だからこそ、思っても見ないタイミングで今までの社会人経験が役に立つこともあったりします。何かしらのバックグラウンドがあるとより応用できる場面があって良いかもしれないですね。
Q. グルーブシンクってどんな会社?
杉江:ジェネラリスト集団かつ、コミュニケーション力が求められるなという印象です。それぞれの案件に対して各ディレクターがついて、企画から進行、制作の提案まで幅広い領域をカバーします。そのため、各領域に関して一通り分かるというのが必要になるので、ジェネラリストだなと。その上でスペシャリストの方や協力会社の方と同じ言語を使って仕事をしていく会社。
水谷:逆に私は少し違う印象を持っていて、ジェネラリスト集団というよりもオタク気質な方が多いと思っています。前職では、プロダクトの企画からPL*の内容などの経営に関すること、開発者と会話するためにプログラミングの基礎知識など更に広い領域に関与していました。それに対して、グルーブシンクの人はゲームやイベントなど好きなことに対して深い知識を持っている方が多いという印象です。
*PL: 損益計算書、会社の収益や費用をまとめた決算書
杉江:私が制作寄りのところにいたので、その辺りは背景によって印象が異なるかもしれませんね。前職ではそれぞれ専門的な人やチームがいて、1つのプロジェクトに対して領域ごとに担当がつくような形式だったので、グルーブシンクの方が幅広い領域が求められるなという印象でした。制作会社と思って入ると、思ったよりも業務領域が広いと感じるかもしれません。
宮崎:会社の印象でいうと、私は人間関係の心地よさをすごく感じています。同じようにゲームが好きな人が多いので、会話のテンポや話題も合うし、ちょっとした雑談から学びがあったりもして。相談もしやすい環境だなと思います。
業務でも、「ちょっとこれ誰か知ってないかな?」って聞くと、誰かが答えてくれる雰囲気があるのがありがたいです。助け合いが前提というか、「分からないことがあるのは当然」という空気があるので、安心して聞けます。
杉江: それと、役割に縛られすぎないのもすごく良いところだと思っています。アシスタントだからここまで、という線引きがあまりなくて、「これやってみたいです」って言えば、手を挙げた分だけチャンスをくれる会社だなと。
水谷: 何かを「もっとこうしたら良くなる」と思った時に、それを言いやすい空気がありますよね。上司との距離も近くて、提案もしやすいし、実際にすぐ反応が返ってくるのも嬉しいです。
宮崎: アシスタントという肩書きだけ見ると、もっと受け身な仕事を想像されるかもしれないけど、実際には「一緒に作っていく」感覚が強くて。そこがこの会社らしさかなと思っています。
最後に: 未来の仲間へひとこと
杉江:ひとつのところに集中する人よりは、広い視野を持って色んなことを考えながら物事を進める・・・・・・そういった姿勢や考え方で仕事に取り組む人というのが合致しやすいのかなと思います。
あとは、どれだけゲームが上手かったり、大会での優勝経験などはあまり仕事には関係ないです(笑)
宮崎: 私は、「こうしたらいいんじゃないかな?」を考えて、ちゃんと行動出来る人がよりこの会社に向いているような気がしますね。小さいことでも、その一言でアウトプットのクオリティがより良くなることもあります。提案したことをちゃんと認めてくれる環境があるので、恐れずに発言していけることが大事かなと。
水谷:イベントやエンタメ業界の経験があったら役に立つのは間違いないですが、なくてもなんとかなります。実際に、私は何も知らなかったので(笑)
むしろ、全然関係のない領域の知識や経験が活きたりするので、何かしらのバックグラウンドさえあれば、とりあえずやってみようくらいの気持ちでいいんじゃないかなと個人的には思います。
あとは、新しいものが好きだったり、いろんなものに興味を持てるとより楽しめるんじゃないかなと。
杉江:あとは、文章力や表現力があるとより良いかもしれないですね。テキストのコミュニケーションが社内でも多いですし、提案書内の表現やちょっとしたレポート、記事を書いたりなどもよくあるので。
あとがき
いかがでしたか? 今回は、2024年に入社した3名によるリアルな声をお届けしました。経歴もバックグラウンドも違う3人が、グルーブシンクでどのように活躍をしているのか少しでも伝わったら嬉しいです。
そして、グルーブシンクでは事業拡大に伴い、一緒に働く新しい仲間を募集しています。この業界やグルーブシンクに興味を持ってくれた方からのご応募をお待ちしています!