「道がなければつくる」── 人の背中を押し続けた私のキャリアパートナーとしての歩み
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「道がなければつくる」── 人の背中を押し続けた私のキャリアパートナーとしての歩み
販売職から人材業界に転職したのは、ちょうどライフステージが変わるタイミングでした。
好きで続けてきた販売の仕事を離れるのは葛藤もありましたが、
“ファッションが好きな自分が、人と企業をつなぐ側になる”ことに強い魅力を感じ、新しい挑戦を決意しました。
入社して配属されたのは、立ち上げまもないオフィス。
マニュアルも正解もない環境で、やってみる → 間違う → 改善する
の繰り返し。
最初は謝罪から始まる日も多く、販売とはまったく違う世界に戸惑いながらも、
企業さまと求職者の方々に向き合い続けました。
その中で気づいたのは、「本当にマッチした提案とは何か?」
「この方にとってのベストは何だろう?」と深く考えるようになった自分の変化でした。
そんな時にいただいた、「あなたが担当だったから続けられた」
「ここで働けて良かったです」その言葉が、私にとっての大きな原動力になりました。
■ 広島へ。全社初の遠隔対応に挑戦した日々
結婚を機に広島へ転居した私は、会社として初めての“遠隔対応”を任されました。
画面越しでどう距離を縮めるか。
どう安心感を届けるか。
どうフォローしたら心が届くのか。
正解がないからこそ試行錯誤し、「安心感を作るコミュニケーション」**を徹底したことで、対面ではない環境でも強い信頼関係を築くことができました。
広島の穏やかな空気の中で、私自身も等身大で働けた期間でした。
■ 福岡へ戻り、新たに沖縄エリアを担当
福岡に戻ってからは、時短勤務でキャリアパートナーとして働きながら、
初めて沖縄エリアを担当しました。
沖縄の求職者の方々は、ライフスタイルや価値観をとても大切にしています。
そのため、既存のやり方ではうまくいかないことも多く、
ラポール(信頼)構築からゼロベースで考える日々でした。
- 魅力を引き出す書類作成
- 条件緩和の交渉
- 現地調査での情報収集
- マーケティングとの連携
- 求人の新規開拓や提案資料作成
営業メンバーと一緒に、「私たちが叶えたい姿」を毎週共有しながら前に進みました。
時短でありながら成果を出せたのは、
どうしたらこの方の人生がよりよくなるか”**を軸に動いてきたからだと思っています。
■「道がなければつくる」── チームリーダーとしての挑戦
成果が認められ、チームリーダーに昇格。
ここからは数字だけでなく、メンバーのメンタルケア・育成・仕組みづくり
が私の大きな仕事になりました。
現職は、役職に関係なく話しやすい空気があり、
意見交換やチャレンジがとても歓迎される環境でした。
なければ道をつくる。まずはやってみる。
変化を楽しむ。
そんな会社のカルチャーに育てられながら、
自分自身も「伝える力」を磨くことができました。
会社のアップデートは驚くほど早く、
昨日の正解が今日も正解とは限らない。
そんな日常の中で、柔軟性を持ち、変化を面白がるマインドが自然と身につきました。
後輩から
「言ってくれたから頑張れました」
「実際やってみたらできました!」
と声をかけてもらえる瞬間は、何よりの喜びでした。
■ AI活用で“効率 × 質”を両立した働き方
時短勤務でも成果を出せるよう、
生成AI(ChatGPT)を活用した書類作成・プロンプト設計・業務効率化にも取り組みました。
- スキルシートの品質向上
- 面談準備の短縮
- チームへのナレッジ共有
- 資料作成の自動化
など、効率と質を両立する仕組みとして機能し、チーム全体の生産性向上にも貢献しました。
■ そして今。さらに人の心に寄り添う挑戦へ
マネジメントやキャリア支援を続ける中で、
人の心理・コーチング・カウンセリングの分野に強い関心を持つようになりました。
より深く本質的に、
その人が“本来の自分”で生きられるように寄り添いたい。
そんな思いから、これからはコーチングやカウンセラーの道にも挑戦したいと考えています。
✨お読みいただきありがとうございました
正解のない世界で、
人と向き合い、支え、背中を押す”ことを大切にしてきました。
そしてこれからも、
ひとりひとりが自分らしく働ける未来を一緒につくりたい
そう思っています。