【本田教之】開発現場は「オーケストラ」だ
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この時期、複数のプロジェクトが同時に動いていて、まるで複数の楽曲を同時に指揮しているような日々を送っています。 今日は、僕の仕事であるシステム開発を「オーケストラ」に例えてお話したいと思います。
僕が手がけるシステム開発は、単にコードを書く作業ではありません。 それは、様々な「楽器」を操るプロフェッショナルたちを束ね、一つの美しい「楽曲」を奏でることです。
例えば、プロジェクトマネージャーは「指揮者」。 全体の進行を統括し、それぞれのパートに指示を出し、楽曲全体が調和するように調整します。 プロジェクトの目的やお客様の要望という「楽譜」を読み解き、最適な演奏方法を導き出す重要な役割です。
そして、プログラマーはそれぞれの「楽器奏者」です。 Python、Java、TypeScriptなど、それぞれのプログラミング言語という「楽器」を専門に演奏します。 彼らの役割は、指揮者の指示に従い、自分の担当するパートを正確かつ美しく奏でることです。 一人ひとりの技術が、楽曲のクオリティを左右します。
さらに、デザイナーは「舞台美術」や「照明」を担当するパートです。 UI/UXデザインを通じて、システムという「舞台」を美しく彩り、ユーザーが心地よく使えるように演出します。 どんなに素晴らしい楽曲でも、それが響く空間が魅力的でなければ、感動は半減してしまいます。
そして、お客様は「観客」です。 私たちの演奏を聴き、その感動や意見をフィードバックしてくださいます。 観客の拍手や喝采(=システムの成功)が、私たちにとっての最大のモチベーションです。
オーケストラにおいて、それぞれのパートがバラバラに演奏しても、それはただの雑音にしかなりません。 全員が指揮者のタクトに合わせて、それぞれの音を完璧なタイミングで奏でるからこそ、心に響く美しい音楽が生まれます。
システム開発も全く同じです。 要件定義から始まり、設計、開発、運用まで、すべての工程に関わるメンバーが、それぞれの専門性を活かしつつ、一つのゴールに向かって協力し合う。 そうすることで、お客様のビジネスに貢献する、本当に価値のある「ソリューション」という名の「楽曲」が完成するのです。
僕たちは、これからも最高の「オーケストラ」を編成し、お客様の心に響く「名曲」を奏でていきたいと思っています。 もし、この「オーケストラ」に興味を持っていただけたなら、ぜひ一度お話しませんか?