異業界転職に込めた想いとその先にあった現実
理想への共感から始まった転職
異業界への転職、
単なるキャリアチェンジではなく、
「設計思考をものづくりの現場に注入し
新しい風土を創りたい」という、
メーカーからの想いに共感したことがきっかけで
自己収益性を高める道筋にもつながるものと
信じて転職に踏み切りました。
浮き彫りになった現実とのギャップ
働き始めてすぐに障壁があることに気が付いた。
設計思考を起点に、業務の効率化や
設計標準書の作成、受注プロセスの見える化など、
継続的にアウトプットを行いましたが
現場における認識は異なるものでした。
部外者が「もの申す」際には
社風に馴染み、
作業者としてチーム内に認められることを
無言の圧力にて表現されてしまう。
アウトプットすればするほど
チーム内での孤立感が強まり
自己特性を発揮する場が狭まっていく。
生き方を問い直す分岐点
この状況に対し二つの生き方の選択肢が
脳裏に浮かぶ。
・社風に染まり信頼を積み上げてから
徐々に自分の意見を通すという道。
・残された人生の時間を意識し自己実現を
軸に自らのベクトルを修正していく道。
有限性という視点で考えれば
自分が本当にやりたいこと、発揮したい価値に
時間を使うべきではないかという問いが
脳内に投影されてきます。
思考と感情の混乱をどう整えるか
このような状況下では
感情・直感・思考がバラバラに動き出し
思考の混乱がおこり
自己判断も曖昧となることから進むべき道には
霧が立ち込めます。
濃霧から脱出するためには言語と構造による
可視化が必要となり
自己の状況や感情、関係性、課題などを
図解に落とし込むことで、
見えなかった構造が浮き彫りとなり
思考と感情を整理する道筋が
浮かび上がってきました。
思考の「上げ下げ」が閉塞を突破する
図形を通して浮上してくるものは
「思考の上げ下げ」です。
上げる:人生全体の空間軸や時間軸、意味軸で
物事を俯瞰する
下げる:現状の環境化で実行可能な行動を
具現化する
視点の行き来を繰り返すことで、
厳しい現実を突破する一手が見えてくる。
思考が整理されれば、
心も落ち着きを取り戻し
次のアクションを選択できるようになります。
心への問い
自分の特性は発揮できていますか?
理想と現実のはざまで感情や直感、思考が
バラバラに動き出しそうになってはいませんか?
一度立ち止まり
自分の内側と外側を構造的に捉えてみることが
光明につながる第一歩となります。