〜新技術を活用して教育現場を革新〜
Photo by Ales Nesetril on Unsplash
教育業界において、ICTを活用した学力調査や試験の導入が進む中、私も初めてCBT(コンピュータベーステスト)システムの運用設計を担当しました。このプロジェクトの目標は、従来のペーパーテストからCBTへの移行をスムーズに実現し、従来の品質を担保しながらも、学校や受験者の負担軽減を図ることでした。
プロジェクトの初期段階で、システム導入のための運用フローやスケジュール設計を行い、特にサーバー負荷やアカウント整備のリスクを事前に洗い出しました。その後、システムベンダーとの連携を強化し、テスト実施前に実施方法や運用ルールを確定。事前準備を徹底し、導入に向けた準備が整いました。
また、最も重要だったのは、受験者数の多さと学校ごとの環境のバラつきに対応できる柔軟なサポート体制の構築です。予期しないトラブルにも迅速に対応できるよう、対応フローやリスク管理策を細かく整備し、システムの稼働前後のサポート体制を構築しました。
このプロジェクトでは、システム運用のスムーズさに加え、実際の運用後のデータ収集・分析も円滑に進めることができ、効果的な成果を上げました。結果として、翌年以降の大規模調査でもCBTシステムの導入が進み、私たちの運用設計はその後のプロジェクトにおける基盤となりました。