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後藤悟志が語る、東野圭吾作品に心を奪われる理由

こんにちは。後藤悟志です。

忙しい毎日の中、私にとって本を読む時間は「心を整える静かな時間」。
中でも、東野圭吾さんの作品は、仕事の疲れを癒しつつ、心を刺激してくれる大切な読書体験のひとつです。

彼の本に出会ったのは20代の頃。最初に読んだのは『容疑者Xの献身』でした。ミステリーとしての完成度の高さはもちろんですが、ラストに描かれる人間の“想いの深さ”に、ただただ胸を打たれました。

単なるトリックや犯人探しにとどまらず、登場人物の感情や背景が丁寧に描かれていて、読後には静かな余韻が残ります。

『白夜行』や『手紙』のように、人生の悲しみや希望、選択の重みを真正面から描いた作品は、父親として、また一人の社会人としても考えさせられるものがあります。

今でも読み返したりしますがそのたび、「人は何のために生きるのか」「本当の幸せとは?」といった、大きな問いに向き合う感覚になります。

東野圭吾さんの作品は物語のテンポの良さもいいですよね。
忙しい仕事の合間でも、1章1章が短めにまとまっていて、少しずつでも読み進められるのがありがたいです。次のページをめくらずにはいられない…そんな吸引力が彼の作品にはあります。

最近は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読んで、温かみのある物語も好きなんだなと感じました。家族や人とのつながりを改めて大切に感じられるような、優しい読後感が心にしみます。

東野圭吾さんの作品は、ミステリーを軸にしながらも、社会的な問題や人間の本質にまで踏み込んでいます。だからこそ、エンタメとして楽しみながらも、どこか自分の人生と重ねて読めるんですよね。

本を通して考える時間、感じる時間が、私の日常に深みを与えてくれているような気がします。

次に読むのはどの作品にしようか…そんな時間すら楽しみのひとつです。

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