後藤悟志が振り返る学びの価値|情報工学専攻が今にどう活きているか
おはようございます。後藤悟志です。今日は「情報工学専攻が今にどう活きているか」というテーマで、私自身の経験を少しお話ししてみようと思います。
大学時代、私は情報工学を専攻していました。当時は「プログラミングやネットワークの知識は、技術職に就かない限りあまり役に立たないかもしれない」と感じていたこともありました。
しかし、現在IT企業のプロジェクトマネージャーとして働く中で、あの頃の学びが今の仕事に驚くほど活かされていることを日々実感しています。
私の主な仕事は、複数のエンジニアやデザイナー、営業などと協力しながら、プロジェクトを円滑に進めることです。専門職ではないとはいえ、開発チームと同じ言語で会話できることは、マネジメントにおいて非常に大きな強みになります。
「この仕様はAPI的に無理があるのでは?」といった疑問や、「このタイミングでデータベース設計を固めるべき」といった判断を、自分の頭で考えられる。これは学生時代に培った技術的な土台があるからこそできることです。
また、アルゴリズムや情報セキュリティの基礎を学んでいたおかげで、現代のクラウド環境やDXといったトピックにも柔軟に対応できます。
技術は常に進化しますが、根本の仕組みや思考法は大きく変わりません。若いエンジニアとの距離を縮める意味でも、共通言語があるのはありがたいことです。
プロジェクトマネージャーは技術屋ではありませんが、「技術を理解しているマネージャー」はチームに安心感を与えます。
専門分野を深く掘り下げる経験は、たとえ表に出なくても、いざという時に支えてくれるバックボーンになる。そんなことを、今、40代になってようやく実感しています。