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なぜ「全員がやりがいをもって働き続けられる会社を創りたい」のか

先日、現職の 株式会社イプサム への入社のきっかけをnoteでお伝えしました。


【報告】どベンチャーに転職しました!|Yuya Akiyama(秋山祐哉)/ ipsum inc.|note
この度、3月末付けで株式会社ワンスターを退職しました。次は、株式会社イプサム( https://ip-sum.me )で働きます。 ワンスターの皆さんに対する感謝と今回の決断に至った経緯、そして、これからイプサムで何をしていくのかをお伝えできればと思います。 ...
https://note.com/yuya_akiyama/n/n54df963313c4


この中で、「全員がやりがいをもって働き続けられる会社を創る」ことに僕は強い思いを持っていると書きました。

ただ、なぜこの思いを持っているのかは省略しました。

今回はこの省略部分をお話できればと思っています。

目次
原体験はファーストキャリアの製薬会社でのMR経験
"詰め"という悪しき文化
周囲のMRを見ていて強い思いを持った


原体験はファーストキャリアの製薬会社でのMR経験

先に今回のタイトルに対する結論から。

新卒で入社した製薬会社でのMR経験から社員がやりがいを失い、不幸せな惨状を目の当たりにしたからです。

MR(医薬情報担当者)は医師・薬剤師をはじめとした医療関係者に医薬品の適正使用を促進するために情報を提供する役割を担っています。

これは教科書的なMRの仕事です。

真面目に情報提供をMRの仕事と捉えて活動しているMRもいますが、実態としてこれは少数派で、ウェットな個人営業スタイルをとっているMRがほとんどです。

正直この点については、結局営業なんだから当然と入社前から思っており、なんなら高額な飲食店での接待を期待して入社した部分もあります。笑

ただ、やりがいを失わせるのはこの側面ではなく、四半期の決算月におこなわれる"詰め"という文化です。これが原体験の正体です。


"詰め"という悪しき文化

"詰め"とは、決算数字を最大化させるためにトップダウンで課せられるノルマのことを言います。※会社によって詰めの有無は異なります。

どんなに半期の目標に対して好調な担当者であってもこの詰めは課せられます。むしろ、優秀で数字を作ることができる担当者は、数字が作れない担当者の分までカバーしなければいけないことが往々にしてあります。

詰めを達成させるには、医薬品を実際に購入する医療機関(薬局や病院)をまわって数か月分の前倒し購入を依頼しなければいけません。。

これが非常にストレスフルな仕事です。なんでストレスフルかというと前倒し購入に顧客としては何のメリットもないし、依頼する側のMRもまったくロジックがたっていない仕事なので納得感が皆無だからです。

1日あたり数軒から多いときは10軒以上、ほぼ1ヶ月継続します。しかも、四半期決算月なので3ヶ月に1回のペースで。

この詰めのストレスが原因でうつ病になり退職してしまうMRも少なくありません。

余談にはなりますが、これが原体験というと僕も辛くてMRを辞めたと思われるかもしれません。しかし、僕がMRを辞めたのはもう少し違う思いがありまして、それは別のnoteにします。

僕はストレス耐性が高いからか、ゲーム感覚でこなしていました。また、持ち前の末っ子根性と負けず嫌いから詰め以外でもそれなりに結果は残せていました。

【5年半での表彰歴】
個人表彰 4回、新薬納品件数トップ、チーム褒賞 4回

詰めを含めてMRは僕の性に合ってたと思います。とはいえ、そんな人間ばかりではなく、周囲のMRを見ていてこれではいけないと思いました。


周囲のMRを見ていて強い思いを持った

詰めという文化からやりがいをなくしてしまうことは当然です。

頭を下げてまわることの辛さもありますが、なにより顧客となる医療機関の方々に迷惑をかけてしまっていることが大きいです。

よく顔を出してくれるからと、仕方なく前倒しで購入してくれる薬局さんが、実は経営が芳しくなく支払いに苦しんでいるという話を聞いたりします。

こんな実態から、MRという仕事にやりがいを感じられなくなる人も僕の周りには多くいました。うつ病になって辞めてしまった新卒なども。。

そんな状態では愚痴が多くなったり、既存顧客にただ顔をだして回っているだけだったり、、ともかく楽しそうに働く人が少なかったです。

人生の多くを占める仕事がこんな状態では、とても手放しに幸せとはいえないだろうと当時の僕は思いました。

僕は結構どんな時でもポジティブにいられるし周囲に陽気な影響を与えられる。だからこそ、自分が成長して組織を作る側になりたい、そして、その組織に所属している全員がやりがいを持って働ける状態を維持していきたいと思いました。



以上が、僕が「全員がやりがいをもって働き続けられる会社を創りたい」と強く思った背景です。

今、まさに僕は組織を作っていく立場です。

イプサムは「ありのままでいられる優しい世界をつくる」というミッションを掲げています。僕の思いとも十分にかさなるミッションです。

イプサムが大きくなっていくことで少しずつですが世界が優しいものになっていくし、やりがいをもって働いていける人が増えていきます。

この思いを忘れず、ポジティブに精進していきます!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

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