【経営者history】元パティシエ・佐田敏樹(株式会社ソレイユ・ヴィジョネア代表)が大事にしている仕事術
こんにちは。佐田敏樹です。
本記事は、インタビュアーの方との対談を通して、「仕事術」についてお話しした内容をまとめたものです。
2025年2月26日放送の東京MX『HISTORY』(貴島明日香さんとの対談)と一部内容が重複している部分もありますが、ご了承ください。
「どんなに理想を描いても、体調を崩したら動けなくなる。だからまず、身体と心を整える。」
そう語るのは、元パティシエであり、現在は株式会社ソレイユ・ヴィジョネア代表を務める佐田敏樹さん。
起業や事業展開の裏には、どんなルーティーンやセルフケアの習慣があるのでしょうか。
第3弾となる今回のインタビューでは、日々の過ごし方や健康への向き合い方を中心にお聞きしました。
ーまずは、朝のルーティーンについて教えてください。
朝は基本的に決まった時間に起きます。寝不足でも、2時間以内のズレに収めるようにしています。
起きたらまずうがいと歯磨き、それから白湯を飲んで、ベランダに出て太陽の光を浴びる。これが毎日のスタートです。
そして、30分後に朝食をとります。
糖質とタンパク質を意識して摂るようにしていて、不足しがちなビタミンやミネラルはサプリメントで補っています。水も、1日2リットルは意識して飲んでいますね。
あとはリンパマッサージ。片頭痛が出やすい体質なので、身体を整える時間として取り入れています。
ー 仕事に集中するために実践している習慣はありますか?
午前中が一番集中力が高まるので、思考系の仕事やクリエイティブな作業は全部午前中に終わらせます。
午後はメールやLINEの返答など反応すべきタスクに時間を使って、夜は人と会ったり、新しい刺激をもらう時間にあてています。
ー 食事や睡眠で意識していることについて教えてください。
暴飲暴食はなるべくしません。シンプルな食事で、できるだけ自然なものを摂るようにしています。
睡眠に関しては、なるべくお風呂に浸かって身体を温めてから寝るようにしていますが、忙しいときはシャワーで済ませる日も。
でも、どんなときでも寝る前にはコップ一杯の水を飲んで、爆寝するのが習慣です(笑)。
— ストレスを感じたとき、どのようにリセットしていますか?
ストレスが溜まったときは、15分だけ仮眠を取ります。
短い時間でもリフレッシュ効果は大きくて、頭がすっきりします。
— 運動やメンタルケアは取り入れていますか?
週2〜3回、整体に行って身体のバランスを整えています。肩こりや頭痛のケアにもなってます。
メンタルケアの意味でも、自分より結果をつくっている人たちと会って話をするようにしています。
考え方や視点に刺激をもらえると、自分も整っていく感じがするんです。
— 佐田さんは、調子のバロメーターのようなものはありますか?
最近はあまり意識しなくなってきましたね。一定している感じです。
特別なチェックリストがあるというよりは、自然体でいられているかどうか。
—仕事を長く楽しく続けるために必要なことは何だと思いますか?
健康が絶対に大切です。
若い頃は気力だけで乗り切れたかもしれませんが、今はちゃんと整えていいパフォーマンスを維持するために意識するようになりました。
これからはもっと運動も取り入れていきたいですね。
— 仕事とプライベートの切り替えはどのようにしていますか?
あえて切り替えようとはしていないです。
時間ごとにタスクを決めていて、その時間割通りに動くだけ。
シンプルなんですが、これが一番ストレスなく続けられています。
— オフの日の過ごし方を教えてください。
完全なオフってあまりないんですが、旅行に行ったり、妻と健康的で美味しいものや、ミシュランのお店の食事を食べに行ったりしますね。
旅行で特によかったのはハワイ。空気も明るいし、気候も食事も心地よくて、あの空気感にまた触れたくなります。
—経営者として大切にしている習慣はなんですか?
毎週行っている経営者とのミーティングです。
数字や方針を客観的に見直す時間があることで、事業がちゃんと進んでいるか、自分がズレていないかを確認できます。
— 最後に、若い世代へのメッセージをお願いします。
まず、1日でやるべきことを整理すること。
でもそれ以上に大事なのは、「何をやらないか」を決めることです。
やることを減らすだけで、集中力はぐっと高まると思います。
佐田さんのお話からは、仕事に本気で向き合うからこそ、自分の土台である心と身体を丁寧に整えていらっしゃることがわかりました。
そして仕事だけでなく生活にも小さな「続けること」の本質が詰まっていました。
今後も佐田さんの“経営者としての姿勢”と“等身大の取り組み”に注目です。