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【自分を変えるコツ】ジブリのプロデューサー鈴木敏夫から学んだ仕事術①

Photo by TERRA on Unsplash

今日は 『自分を捨てる仕事術』という本をご紹介します。
この本は、 アニメのプロデューサーの”石井朋彦(いしい ともひこ)”さんが、 スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんの弟子になったときの話をもとに、 仕事や人生で役立つコツを教えてくれる本です。


【自分を捨てる仕事術】って何?

『自分を捨てる仕事術』とは自分のわがままやこだわりを捨て、 人の意見ややり方を真似することで 自分にないスキルや知識を身につける仕事術のことを指します。

石井さんは、鈴木さんから 「3年間、自分を捨ててオレの真似だけしろ! 真似できなかったところが君の個性だから」 と言われました。
この言葉を守り、石井さんは鈴木さんの話し方や書き方、人との付き合い方を真似して、仕事の仕方や考え方を学ばれていました。

学ぶ過程の中で石井さんは、自分の中には何もないと気付かれたそうです。
自分の中にあると思っていたものは、 実は外からもらったものでそれを自分のものにするには人を真似ることが大事だと気付かれました。

自分を捨てることで、自分に足りないものを見つけることができます。
そして、その足りないものを自分のものにすることで自分を変えることができるといいます。

第一章の内容

第一章では 自分を捨てて人の真似をする方法について紹介されています。
その中でも特に参考になったことが以下の3つです。

  • 人の意見だけを、書いて、まとめて、読み直す
  • つらいときは「自分を捨てる」こと
  • 「教わる素質」を磨く


ノートにまとめて整理

ノートを整理するには人の意見だけを書いて、まとめて、読み直すという方法です。
目的は、自分の意見を横に置き、人の意見に集中するためです。

この方法で自分に無い考え方や知識を学ぶことができます。
石井さんは鈴木さんの話を聞いて、聞いた内容をノートに書くことを癖にされていました。
更にそのノートをまとめ、読み直すことで鈴木さんの考え方や言い方が身に付いたそうです。

僕も普段からこの方法を取り入れています。
自分の仕事や趣味に関する本や記事を読んで、 気になったことをノートに書いています。
後々ノートや本を整理して読み直すことで、自分では思いつかなかった考え方や捉え方に気付けるようになりました。


つらいときは「自分を捨てる」こと

「自分を捨てる」こととは、自分の気持ちや思いこみに捕らわれないで、人の立場や状況を考える方法です。

問題を解決できる糸口が見えてくる言います。
石井さんは、鈴木さんから「自分のために怒らないで」と言われたそうです。

自分のために怒ることは、 自分のエゴやプライドが傷ついたときに感情的になって人を責めることです。
これは自分の気持ちが先走り、人の気持ちを無視することに繋がります。

自分のために怒ることでは問題を解決できません。
かえって人との関係を悪くすることになります。

そのため石井さんは、自分の気持ちを抑え相手の立場や状況を考えるようにしました。
すると自然と人との話がうまくいき、 問題を解決できたそうです。

僕もこの感情的にならないことを常日頃から意識しています。
自分の仕事や人とのトラブルがあったときに、 自分の気持ちにまかせないで冷静に人の立場や状況を考えるようにしています。


「教わる素質」を磨く

最後に「教わる素質」を磨くことです。
「教わる素質」は自分が教わりたいことをはっきりさせて、 それに対してやる気や興味を見せる方法です。
教える側からすると、そんな人には何でも教えたくなりますよね。

石井さんは、鈴木さんに教わりたいことをいつも探されていたそうです。
教わりたいことに対してやる気や興味を見せると、 鈴木さんに教えてもらえるチャンスがありました。

例えば、石井さんは鈴木さんの文章のコツに興味があり、 その書き方や考え方を聞いて感想を伝えていました。
すると、鈴木さんは添削を通して文章のコツを教えてくれました。

僕もこの「学ぶ気持ち」はすごく大事にしています。
コラボレーターの方に話を伺うときは、いつも「自分が1番学ぶぞ」という前提でいます。

その前提でいると自然と前のめりになり、より深く尋ねようとするため、「こんなに話すつもりじゃなかったのにな~」という嬉しいお言葉をいただくことが多いです。
「教わる素質」とは、自分が教わりたいことをはっきりさせて、 それに対してやる気や興味を見せることが大事ですね。


最後に

「自分を捨てる仕事のコツ」を読んで、僕は自分を変えるのに役立つ仕事のコツについて学べました。

普段意識的にできていることもありましたが、改めて意識することで自分の仕事や人生において、もっと成長できるなと思いました。
第2章以降についても引き続き、気付き学びを書いていきます。


住谷知厚(すみたにともひろ)


<参考>
◆自分を捨てる仕事術 鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド

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