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トヨタ自動車 / 自動運転技術開発部
私が実現したいことは,この大好きな日本をより豊かに,より活気に満ちた国にし,持続的に成長させて行くことである.人口が減りゆく日本において,上記を実現するためには,最終的には,海外に対して,ものを売ったり,海外の人を日本に呼び込んでいくことが重要だと考えている.
日本の良さや技術力を世界に発信し,日本をもっと豊かな国にするため,ものを売るための技術であるマーケティングを学んでスキルを高めていきたい. 将来は起業も視野に入れ,自動車産業に並ぶような基盤産業をこの国に創出したいと考えている.
2021/6~2022/8 高度運転支援(20TM Advanced drive)の機能改善 高速道路での高度運転支援機能である20TM Advanced driveの自動車線変更機能の使い勝手向上に取り組んだ.具体的には車両のBigdataを用いて,お客様が機能を使おうとした
社内公募型の新規事業立ち上げプロジェクトに起案し,メンバーを4人集めて取り組んだ. 私がこの活動に取り組んだ理由は,お客様にとって本当に価値のある仕事を一から作りたいと考えたからである.今の自動車業界は,自動運転と電気自動車の二本柱で開発に中離しているが,そのどちらもお客様にとって本当に価値のある形(機能,価格帯など)での提供が難しく,どうしても作り手目線での製品開発になっていると感じていた.そこでどうすれば,お客様にとってもっと価値のあることがでるか?との思いから実際にイチから課題を見つけ解決することに取り組みたいと考え,プロジェクトを起案した. プロジェクトは以下の5つのフェーズからなり,各4か月毎にフェーズが進んでいく. ①事前調査と面談審査,②顧客課題の明確化,③ソリューション検討,④提供価値の検証 事業化 私は,大学時代にゴルフ場でアルバイトしていた経験があり,ゴルフ場のコースメンテナンスの人材が高齢化し,人手不足に困っていることに着眼してプロジェクトを起案した.社内のゴルフ好きメンバーが賛同してくれたことで,4人での活動が始まった. 課題をヒアリングするためにゴルフ場に足を運び,最初の2か月で合計10ヶ所のゴルフ場を回った.想定通りコース管理の人材不足はゴルフ場の最優先課題であり,特に毎日の作業が必須である芝刈り業務で困っていることがわかった. こうした調査の甲斐もあり,①の審査は通過することができた.しかし最終的に②の審査を通過することができなかった.審査のFBを受けるため,直接審査官の元にいき,課題をヒアリングしたところ,課題の絞り込みが一点集中となっており,そのほかの課題との比較や選定理由の説明性が不足していたとのFBをもらった.現在は次年度の審査に向けて活動を再開しようとしているところである. この経験を通じて,多くの顧客とヒアリングをする中で,顧客がどのような課題に困っているのかを聞き,課題に併せてプロジェクトの範囲をピボットしていくことの重要性を学んだ.冒頭に掲げた本当に価値のある製品を作ることに一生懸命になることのやりがいを感じた.この経験を活かして,お客様のニーズを深く知り,新しい事業を生み出す力をもっと身につけていきたい.
ガウス過程回帰を用いた移動ロボットのオンライン経路計画と制御 私は,自動運転や自律移動ロボットの実現に向けて,センサにより得た自己周辺の環境情報から,これから進む先の経路を予測し,予測の不確かさをフィードバック制御に組み込むことで,予測精度に応じた振る舞いを生成するという手
お客様の満足度を今よりも向上するレジの提案を目的に1年間のレジ設計ワーキングに取り組みました.一番の問題は,満足度の向上という漠然とした問題を如何に明確化するかでした.まずアンケート調査をすると「レジでの待ち時間」への不満が最も大きい結果となったため,スキャン方法の変更や台とカゴの形状を工夫し,作業効率を上げることを提案しましたが満足度を向上できませんでした.そこで,「レジでの待ち時間」への不満を更に具体化するため,待つと いう行為における深層心理に注目して更に深堀しました.その結果,レジで「連続的に時間を拘束されること」が真の問題だと判明しました.拘束時間を分散 することで不満が解消されると考え,買い物をしながら商品登録を行うことを提案し,運用試験での満足度向上を実現しました.抽象的な問題を扱う際にはとことん問題の明確化を行い,真の問題に到るまで課題を具体化することが大切だと学びました.
車載センサ情報を可視化するソフト開発に,ベトナム人を含む5人のチームで取り組みました.開発を進める中での問題は,進捗が良くないことでした.初 め,私はその原因は日本と違って比較的時間にルーズな文化が要因だと考え,週に2度の全体会議を企画して進捗の管理をしようとしましたが,それでは改善 出来ませんでした.そこで本当の原因を見つけるために,お互いの考えを深く知ることが必要だと思い,文字や図での表現を多用することでコミュニケーショ ンを以前よりも良くして議論をした結果,時間にルーズな文化が原因ではなく,平均点で満足する目標設定への考え方の違いによるものだと判明しました.そこで目標までの課題と日程を議論し実現性を示す事で,より高い目標に進むことができ進捗も良くなりました.その結果,最終的には高評価を得ることができ ました.この経験から,お互いの考えを理解し合い,合わせていくことの重要性を学びました.