Blood Cherry - ジャンプルーキー!
吸血鬼に家族を攫われた少女は、 吸血鬼退治のプロに撃退を依頼する。 そこで彼女が見た真実とは...? ※2014年にアナログで作成。スキャン後PCで文字入力をしたため、一部暗く読みづらいです。ご了承ください。
https://rookie.shonenjump.com/series/FlR8CfESMSk
▼2009年。人生初の投稿作品。背景は真っ白、パースなし、線もふにゃふにゃ。当時は受賞を信じて疑わなかったが、言うまでもなく落選である。
▼2010年前半。一瞬しか映らない背景でも細かく描かれるプロやアシスタントの偉大さを知る。
▼2010年後半。集中線で地獄を見る。
▼2011年。手元だけをアップしたり、コマ枠をなくすなどの小技を覚えるが、基礎画力が足りない。完成前に持ち込みに行くと、編集者さんからは「主人公の過去が読者になじみがなさすぎて共感できない」「ヒロインとの関係もトラブルも読者が感情移入できないから何も感じない」とアドバイスを頂いたため、途中で制作を断念。
▼2011年中盤。新作に着手するが、全く同じ評価を受ける。自分のセンスのズレを疑い始める。
▼2011年後半。柱や床板の間隔が一定でないなど、細部の至らなさを指摘されて、細部の重要さを学ぶ。
▼2012年。「絵柄が古い」と指摘される。また、相変わらず主人公とヒロインのトラブルが「遠い出来事のようで感情移入できない」と同じ指摘を受ける。「困っているヒロインを主人公が助ければ大丈夫」という考えが無駄と悟る
▼2013年。「線の太さは均一だと美しくない」というアドバイスを受け、部分的に太さを変えることを学ぶ。
▼2014年。服のシワを意識するようになる。肝心のストーリーは読者置いてけぼりなのは治っていない。
▼2015年中盤。デジタルに移行。読者投票タイプの賞に参加し、「編集者じゃなくて読者評価なら上位に行けるはず!」と意気揚々と投稿するも、60作品中50位くらいで落選。
▼2015年後半。ギャグ漫画の賞があったため、デジタルの練習をかねて、短いページで投稿。感動系のストーリーと思わせておいて、後で台無しにするスタイルは、なぜか一部で反響を呼んだ。
▼2016年。「真面目なストーリーじゃなくてバカバカしいギャグならいけるかも!」と、去年と同じ読者投票賞に投稿し、今回は上位15位くらいになるが、編集部審査で落選。持ち込みでは「ギャグでも絵がこれなら厳しい」「そもそもどこが面白いのか、全く分からない」と致命的な指摘を受ける。
▼2017年。今回さらにふざけようと、下品な内容の作品を作成。別雑誌の読者投票賞に参加するも、偶然始まった新連載と内容がダダ被りになり、「パクリ野郎」と呼ばれることに。ちなみに新連載作品の内容をパクったところで、3ヶ月で内容をブラッシュアップして43pもの完成原稿を作れるフルタイム勤務社会人がいたら、それはある意味超人である。
▼2018年。デジタルのパース定規機能を利用し、背景にビルを沢山描けるのではと考えたが、自分の限界を超えていた。今回は80作品中15位くらいに残るが、編集部審査で落選。
▼2018年。一周回って、フリーハンドのゆるいファンタジーラブコメでの起死回生を狙うが、読者は甘くなかった。
▼2019年。再び読者投票タイプの賞に挑戦。いつまでも実績を出せない自分の感情の分身といえる主人公で、同じように苦しい思いをしている読者の共感を得ようとするが、事前の編集部審査であえなく撃沈。
そして現在、少しでも絵を描いて生きていけるよう、転職活動の開始を決意しました。
試しにもう一度、画面をスクロールしてみて、上から順に絵を見てください。ちょっぴりは成長出来ているのではないでしょうか。
リンクの作品も、お時間があれば、是非一度ご覧ください。心に残る作品が、もしかしたらあったのではないでしょうか。
もしそう思われて、さらに「自分の会社でもっと伸ばしてやろう」と思ってくださるなら、是非一度お話をさせて頂きたいと思います。
そして出来れば良いご縁に恵まれ、その御恩に報いれるよう、努めてゆきたいと存じます。
ここまでご清覧くださり、ありがとうございました。