Being as a Frequency──存在が世界を創造するという前提から
僕たちは、わたしたち自身の「行動」で世界に触れているように思っている。
けれど実のところは、もっと静かな「僕たち自身の存在が発するもの」こそが、
世界に作用しているのだと感じています。
RoomL4は、その“存在の設計”を扱う、小さな問いの場です。
■ 自己紹介を少しだけ
岡井敏といいます。
事業の創造と経営に携わってきた中で、
“4つのL”から構造と意識の交差点を探求していく場(=Room)、RoomL4の代表をしています。
これまで僕は、SaaSスタートアップの役員、上場AI企業、
ソーシャルベンチャーのCOO、大手マッチングプラットフォームの事業会社の役員など、
さまざまな現場で「事業創造 × 経営」に向き合ってきました。
その道のりの中で、常に問い続けてきたのが、
感性と論理のバランスをどう統合していくかというテーマでした。
元々、僕自身は完全に直感優勢の人でした。
必要になったからこそ、後からMBAを取得し、構造化・ロジックを後天的に補強して、
“武器”として使えるようにしてきた、という流れがあります。
そうして多くの場面に関わってきた今、強く感じているのは、
本質的なものごとは、目に見えない前提条件から始まっている。
■ 見えない前提条件とは何か?
それは、僕たちの存在自体の在り方(Being)。
そこから自然に発せられる意図(Intention)。
そしてその意図が、エネルギーに変換されていく**振動(Frequency)**です。
構造を創るのは、設計図だけではありません。
「誰が、どんな存在状態で、それに向き合っているのか。」
RoomL4では、そこから再設計を始めています。
■ RoomL4という実験体
RoomL4は、意識の自由な解放と、論理的な構造構築をリエゾンさせるプロジェクトです。
AIや経営、事業戦略といった文脈において、
以下の“4つのL”を問いの原点にある“存在”と結びつけて設計しています。
💎 Liberation(解放・本質・宝石)
固定概念からの解放を促し、本質的な価値を再発見する。
宝石のような内在する輝きを引き出すプロセスを伴走します。
💎 Logic(論理・構造化)
複雑な課題やアイデアを明確に整理し、戦略的な構造へと導く。
論理的思考を通じて、持続可能な解決策を構築します。
💎 Latitude(潜在変数・可動域)
見過ごされがちな潜在的要素や可能性に光を当て、柔軟性と広がりのあるアプローチを可能にする。
新たな視野を開くための可動域を拡げていきます。
💎 Leverage(テコの原理・仕組化)
最小の努力で最大の成果を生む仕組みや戦略を設計。
限られたリソースを効果的に活用し、変革を加速させます。
- 感性と論理
- 意識と経営
- 宇宙と日常
- 存在と成果
対極に見えるこれらは、実はすべて一つの円環の異なる位相だと思っています。
その円環の中心に「構造とエネルギーの調和」が生まれたとき、
価値創造は自然に加速していくのだと考えているからです。
■ Doing から Being へ──経営もまた、振動する
僕自身、かつては「どう動くか(Doing)」に、多くの時間とエネルギーを注いでいました。
でも今、最も価値を生むのは、「どう在るか(Being)」だと感じています。
たとえば、
穏やかで、優しくて、でも芯の通った“存在の振動”。
そういう人は、ただそこに在るだけで、空間や人の状態を変えていく。
事業創造も、経営も、まったく同じだと思っています。
数字や手法が“ありき”ではなく、存在の状態そのものが空気を創り、
その空気が、「その場の未来をどう在らせるか」を決定づけていく。
一見、軽やかな言葉に見えても、
その奥に、構造への理解と、宇宙的な実践が含まれているとわかる瞬間がある。それは、たった1行のフレーズ、たった1枚のビジョンに宿っている。
そういった振動を、僕はずっと探しているのかもしれません。
■ 最後に──まだ名前のない未来と共鳴するために
このストーリーは、答えを提示するものではなく、
すでにどこかで同じ振動を感じている誰かに向けた、“設計された余白”です。
構造の背後にある、まだ名付けられていない真理と、静かに対話する。
そんな在り方を、僕はこれからも実験し、実践していきたいと思っています。