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福島県会津若松市、鶴ヶ城城址公園。天守閣再建60周年を記念し、6年ぶりのプロジェクションマッピングを実施しました。(2025年10月3日〜5日、18:00〜21:00/主催:鶴ヶ城ナイトウォーク実行委員会)
── 天守と石垣、二つの面を一続きにする
投影対象は天守閣だけではありません。手前の石垣も同じ画面として扱い、視線を下から上へ運ぶ構成にしました。石垣は形が不規則で、天守は白壁。反射率も凹凸もまったく違う二つの面を一枚の絵として成立させる調整が、作業の中心になります。
── レーザーを重ねる
プロジェクションだけでは、建物の輪郭より外に広がりをつくれません。レーザーを空へ抜くことで、城の背後の暗闇そのものを演出に取り込みました。天守の形が静かに浮かび上がる時間と、空へ光が伸びる時間を交互に置いています。
── 会津の文化を題材にする
会津の伝統文化をモチーフにしたデジタルアニメーション、絵師・雪村周継の絵画、百花繚乱の花々。その土地に紐づいた題材を軸に構成しました。名城の姿を借りるのではなく、名城でしか成立しない映像にすることを目指しています。
── 城址公園が埋まる
再建60周年という節目に、6年ぶりの開催。上映時間になると天守の前に人が集まり、開演を待つ列が公園の奥まで伸びました。