会津大学 The University of Aizu / コンピュータ理工学研究科 コンピュータ・情報システム学専攻 博士後期課程
言語評価における多肢選択問題の生成を自動化するための、モジュール型マルチエージェントアーキテクチャ
タイトル 言語評価における多肢選択問題の生成を自動化するための、モジュール型マルチエージェントアーキテクチャ (A Modular Multi-Agentic Architecture for Automating Multiple-Choice Question Generation in Language Assessment) 要旨 言語評価のための質の高い多肢選択問題(MCQ)の作成は労力のかかる作業であり、言語的適切性、習熟度レベル、トピックの網羅性、誤答選択肢の妥当性などのバランスを慎重にとる必要がある。本研究では、LangChainを用いて構築した、適切なMCQを生成するモジュール型のマルチエージェントシステムを提案する。システム内の各エージェントは、問題生成パイプラインにおける個別のタスクを担当する。そのタスクは、トピックの選定、設問の作成から、解答の検証、誤答選択肢の生成、網羅性のチェックにまで及ぶ。本システムは大規模言語モデル(LLM)を柔軟に置き換えることができ、生成の正確性と待ち時間の観点から、タスクごとに比較ベンチマークを行える。専門家による問題項目の品質評価では、最も性能の高い構成において、文法的正確性のスコアが95%を超え、速度も十分であることが確認された。本研究の結果は、LLMに基づくマルチエージェントアーキテクチャが、複雑な教育コンテンツ作成のワークフローを効果的に自動化でき、同時に透明性、モジュール性、きめ細かな制御性を備えることを示している。提案するシステムは、より広い領域における知的な教育コンテンツ生成のための、再利用可能な設計パターンを提供する。