慶應義塾大学 / 商学部
「教える」ことの難しさ
去年の秋頃から教育に興味を持ち、塾講師と家庭教師のアルバイトを始めました。 元々人に何かを教えるのは好きだという実感があったのですが、このアルバイトで「教える」ということがいかに難しいことであるかを痛感しました。 子供たちがわからない箇所を把握し、理解できるような説明をする。教える側の立場として基本的なことですが、この基本的なことが思った通りにできず、どうしたら子供たちのわからないを「わかる」にできるのか?という問いに悩まされました。 生徒の「わかる」を増やすため、また、進んで楽しく学ぶため、自分なりに様々な工夫をしました。その子に合わせたオリジナルの教材を作成したり、「先生」と言うより「勉強を教えてくれるお姉ちゃん」のような気持ちでフランクに生徒と関わったりしました。 私の教え方にはまだまだ改善点も多くあり、生徒が私自身のことをどう感じているかは分かりません。ですが、常に生徒のことを考え、全力で向き合っています。 この経験から、今度はエンジニアとして、子供たちのわからないを「わかる」に変えること、そして先生たちの「教える」をサポートしていきたいと思っています。