南山大学 / 国際教養学部・国際教養学科・GLS(Global Liberal Studies)
ウクライナ難民支援のボランティア
私はポーランドに留学していた際、ウクライナ避難民の方々を対象として、生活物資の配布のボランティア活動を行っていた。その際、ほとんどの避難民の方々が英語ではなくウクライナ語のみを話すため、思うように意思疎通をとることが出来ない状況が頻繁にあった。このことが理由で、私は避難民の方々をさらに不安な気持ちにさせてしまっているような心境になった。私はこの状況を解決すべく、まずお互いの信頼関係を構築することが必要だと考えた。その方法として、挨拶などの基本的なウクライナ語を独学で学び、それらを使用して簡単な会話をすることにした。この取り組みを継続して行った結果、少しずつ相手から声を掛けてくれるようになり、かつお菓子をくれるなど、目に見えて距離が縮まった。さらに、帰国する際には避難民の方々からメッセージ付きのウクライナ国旗のアクセサリーを貰うなど、活動初期と比べて遥かに深い信頼関係を構築することが出来た。