サウナーから熱波師へ
「サウナー」から「アウフギーサー」になった話だ。私はジム併設のサウナに入ったことがきっかけで、サウナが好きになった。サウナのことをもっと知りたいという知識欲から、サウナスパ・プロフェッショナルと熱波師検定を取得した。サウナ施設の中ではアウフグースを受けることができる場所がある。アウフグースとは、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させるロウリュを行った後に、タオルで蒸気を撹拌させながら扇ぎ、お客様に熱い風といい香りを届けるショーパフォーマンスだ。アウフグースをする人はアウフギーサーと呼ばれる。サウナを通してお客様を喜ばせる立場になりたいと考え、アウフギーサーを目指し始めた。SNSでプロアウフギーサーと繋がり、指導をしてもらい、大学のサウナ部で仲間と切磋琢磨して練習しながらタオル技術を磨いた。現在では、フリーアウフギーサーとして、休日はサウナ施設でアウフグースをして収入を得ている。アウフギーサーになった経験のように、好きなもの、興味のあるものに向上心を持って取り組み、スキルとして獲得していく力を仕事に活かしていく。