石川剛史
自発発火を用いたドーパミンニューロンの同定
私は報酬に応答を示す脳細胞であるドーパミンニューロンの位置の判別をする研究を行っている。現在判別率を86%まで上昇させる事に成功し、この結果は世界規模の電気工学学会IEEEで発表された。研究はマウスの脳から得た電気波長をMATLABで解析し行なっている。ドーパミンニューロンの判別方法は、報酬を与えて得られた電気波長から判別する方法が主流である。しかし私は報酬を与えずに判別行なっている。ドーパミンニューロンは報酬がなくとも自発的な電気活動を行うので、この自発活動のみを用いて判別をしている。報酬を与えないため、迅速な判別をする事ができる。ドーパミンニューロンは快感ホルモンを分泌しており、このホルモンが過剰、不足状態になる事で統合失調症、パーキンソン病を発症してしまう。私の判別法がこれらの病気の迅速な治療に繋がる。