スマートフォン管理システム デバイスマネージャー
スマートフォンアプリ開発を主体とする会社内で、スマートフォンの記帳管理が、運用の面で手間がかかり、またセキュリティの観点で管理がきちんと出来ていない点が問題となっていた。 それを解消すべく、スマートフォンに搭載されているNFC機能に着目し、NFCリーダーとRaspberryPiを使用した手軽に記帳管理ができるシステムを、社内プロジェクトとして提案&開発した。 このシステムでは、普段会社のオートロックに使用している社員証と、貸出対象のスマートフォンをリーダーにかざすだけで、管理システムに貸出記録(日時、使用者、端末名)が登録されるようになっている。 貸出の記録は社内WEBサイトにて、いつ誰が貸出返却して、今だれが使用しているかが把握できるようになっている。WEBサイトではWebsocketを使用し、リアルタイムでサイトが更新されるようにした。緊急のデバッグ作業で特定のスマートフォンが必要になった場合でも、サイトを閲覧することですぐにスマートフォンの場所が分かるようになっている。 端末管理システムは、リーダー端末とWEBサーバーから成り立つ。 リーダー端末はRaspberryPiを使用し、NFCリーダーPasoriでNFCを読み取り、GPIOを用いたブザー&LEDにてアクセスランプの点灯をした。開発言語はRubyを使用し、HTTPSにてサーバーと通信をした。 WEBサーバーはAPI、WEBサイトにRailsを使用した。マークアップにはBootstrapを使用した。 NFC機能が搭載されていないスマートフォンは、NFCタグシールを端末に張ることで解決した。このシステムはNFCタグシールを張るだけでスマートフォンだけでなく、他の端末や書籍等の管理システムとして機能することが出来る。 このシステムは個人の時間を使用して開発をしたが、社内全体会議のスピーチ大会にて発表&提案をし、過去最高得点である満点を頂いた。