anone, / 代表
THE BIG ISSUE JAPAN392号 | ビッグイシュー日本版
あなたは自分が、セクシュアリティをもつ当事者なんだと考えたことがありますか? セクシュアリティは4つの要素(法律上の性別、性自認、性表現、性的指向 図1参照)に分けて考えると理解しやすい。11人に1人いるとも言われている「LGBT」を含むセクシュアルマイノリティ(性的少数者)。たとえば、レズビアンの人の「性自認」は女性で「性的指向」も女性。トランスジェンダーの人は「法律上の性別」と「性自認」が一致しない。4つの要素の濃淡によって、一人ひとりのセクシュアリティは多彩なグラデーションになる。 性の多様性や法制度の改善について発信する神谷悠一さん(「LGBT法連合会」事務局長)、中西高大さん(セクシュアリティ分析サービス「anone,」開発者)、からたちはじめさん(漫画『ぼくは性別モラトリアム』著者)に話を聞いた。 誰もが「性」の奥深さを理解し、彩りの豊かな、自由に生きられる社会にしたい。