広島ホームテレビ / 担当部長
アニメライセンス販売・ロイヤルティ収入
①大人アニメ「ユーリon Ice」の海外販売チームに所属し、収入源として日々拡大していた海外ライセンシーの商品化監修チーフを務めた。 アニメは製作委員会形式を取っている為、テレビ朝日社内だけでなく、社外の権利者との版権画像データ確認や国内ライセンシーとの情報共有など煩雑だった。 加えてスタイルガイドが設定されていないコンテンツでもあった為、世界観を保持しながら商品展開の最大化を図る為の監修作業は多忙を極めた。 国際チームの3名と連携し、海外向けのスタイルガイド指標を製作するなど滞っていたフローを整理し9か月の在任中1000以上の商品案を監修し、約4000万円のロイヤルティ収入の獲得ができた。 また、チームの一人と2人3脚で監修対応したDVDのBOXセット商品は、異例の大ヒットとなり、北米2カ国で39,000以上を販売し、ロイヤルティ収入として1,350万円を稼ぐことができた。・発売日:2018年2月6日後日談だが、この結果はテレビ朝日内部でも高く評価され私が弊社帰任後、私の同僚はMVP賞を受賞するに至った。 ② abemaTV、GYAO、ひかりTV4K にも番組販売配信を企画販売実施した。 いずれのプラットフォームも、配信コンテンツの拡充時期だったのと、自部署が初年度の販売実績を重視していた点から「期限付き固定金額購入」の契約を結んだ。 総額で、300万円程度であったがコンテンツのマルチユース販売を実現し、顧客企業が得られた成果は大きかった。また、映像の権利処理、楽曲の権利処理音差し替え、メタデータの整理など、コンテンツ配信に必要な最低限のノウハウ・スキームを弊社に蓄積でき多古とも大きな成果だった。 幸いにも直接費はリクープでき、240万円程度の利益を確保できた。 ③ 2014年から香港フィルマート、TIFFCOM、MIPCOMに出展し海外番販を実施した。 香港、マレーシア、インドネシア、台湾、スリランカ、ベトナム、モンゴル、メキシコ、 アルメニア、ナミビアなど(日系海外放送局・国際交流基金を含む)の放送局と販売契 約を成約した。 現在、恒常的に販売可能なコンテンツは2番組・1フォーマットで、国際番販体制の基 盤を構築できた。 ローカルテレビ局として、海外への販売コンテンツを自社内に見出し、ベンチマークを 定めて販売シミュレーションを行い、ローカライズ等の経費を勘案した損益分岐点を 定めてからマーケット出展の選定を行うなど、弊社にとっても自信にとっても、全て初 めての試みだった。 現在までに、放送エリアは20ヵ国以上、総販売額は約300万円ほどになった。 当初は、自身と関連会社の社員の2名体制で行い、一昨年から自社社員が増え、3名体 制で行っていた。 ④ 弊社のスポーツ応援キャンペーン「勝ちグセ」派生商品として、広島東洋カープの菊池涼介選手のLINEスタンプ販売を企画実施(累計販売数:約3万DL)した。 当社初のカープ球団とコラボレーションしたデジタル商材として、自社と球団の両社に販売スキームと売り上げをもたらすことができた。