武蔵野大学 / 情報工学系
学生プレゼンテーション賞
DEIM2022 第14回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム 画像メディアコンテンツを対象とした匂い類似度計量による記憶想起支援方式 現在,スマートフォンなどのカメラを用いて,印象的なシーンを画像メディアコンテンツとして取得,保存する機会が増大している.これらの画像メディアコンテンツを対象として,人間の記憶想起に近い検索方式を実現することで,画像メディアコンテンツを有効活用する機会が増大すると考える.一般的に,嗅覚の刺激は,記憶の想起に寄与することが多い.画像メディアコンテンツと匂いを連携させる機構を導入することで,人間の記憶想起に近い画像メディアコンテンツ検索方式を実現できると考えられる.本方式は,画像メディアコンテンツ対象として,事前にこれらのコンテンツに匂いにまつわる単語を付与したデータベースを作成し,データベースの付与した単語を関連の匂いの成分の化学物質に変換した上で,Dice類似度評価を用いて,画像に付与している化学物質ごとの類似度を算出し,画像メディアコンテンツの推薦を実現する.本方式を実現することにより,人間の記憶想起に多大に寄与する匂いに着目した記憶想起支援が可能となる.