fumi Mochida
卒業研究作品 /『茶話指月随想録』
千利休の大成した茶の湯の逸話を随想させるグラフィック表現の研究です。 自身が一番興味を持っていた、日本の伝統文化である茶の湯と千利休の物語について、何か新しい方法で伝えたいという思いから作品を制作しました。 概要 茶の湯とは、日本伝統の湯を沸かし、茶を立て振る舞う行為を基本とした様式と芸道であり、千利休によって大成された和の総合芸術である。 研究では、「利休の茶の湯」を平面の絵画的な表現で追求し、日本最古の茶の湯を新たに視覚化する。タイトルの随想は、自身が想像した茶の湯の未知なる世界と利休が見ていた茶の世界との混在をイメージしている。「茶の湯とは如何なるものか」という利休の求めた茶の湯世界の色形や侘びさびの思想が潜在する様子を逸話とともに表現した。