SMARTSCAPE CUP Hackathon Battle 2026 準優勝
スマートスケープ株式会社が42 Tokyoの学生向けに開催したハッカソン(2026年5月24日〜31日)に、チームの一員として参加し、準優勝しました(総勢43名・8チームが参加)。 テーマは、2人対戦のボードゲーム「ブロックス デュオ」をプレイするAIプレイヤーの開発。14×14の盤面に21種類のピースを交互に配置し、最終的に置けたマス数を競うゲームで、各チームが限られた期間で戦略立案からアルゴリズム設計、実装までを行い、最終日には成果発表とAIプレイヤー同士のトーナメント戦で順位を決定しました。 私は、AIプレイヤーの中核となる探索アルゴリズムの設計・実装を担当しました(使用言語:Python)。ブロックス デュオは中盤で合法手が1000通りを超えることもある分岐数の大きなゲームで、全探索では1手10秒の制限時間に間に合いません。そこでモンテカルロ木探索(MCTS) を採用し、以下のような工夫でその制約下での探索精度を高めました。 盤面を196ビット整数のビットボードとして表現し、ビット演算による高速な合法手生成を実現 ピースの大きさや相手の展開拠点を潰す効果を評価するポリシースコアを設計し、候補手を上位に絞って展開することで、限られたシミュレーション回数で探索の深さを確保 終局までのランダムプレイアウトではなく、一定手数+ヒューリスティック評価に置き換えることで、評価値のノイズを低減 理論の理解から実装・チューニングまでを短期間でやり切り、トーナメントで準優勝という結果につなげられたことは大きな自信になりました。