学習院大学 / 文学部 哲学科卒業
卒業論文
道元研究 ~正法眼蔵における座禅の日常性について~ 鎌倉中期の禅僧・道元が著した『正法眼蔵』を通じ、座禅が日常生活といかに結び付くかを考察しました。特に「只管打坐」の理念を軸に、悟りを特別な瞬間ではなく、日常のあらゆる行為に浸透させる可能性を検討し、座禅の心身調整効果やストレスケアとの関連性を探りました。その過程で、道元が示す「修証一等」の考え方を学び、知識と実践が一体となる仏教観が、自己理解や対人関係の改善にも大きく寄与することを深く認識しました。