マイノリティ性について
私はストレートではありません。 また見た目も魅力的だとは思いませんし、コンプレックスもたくさんあります。 でも自分が好きです。 私はこれまでの人生の中で、セクシャリティについて深刻に悩んだことはありませんでしたが、男らしくないことで学校で嫌がらせがあったり、家庭の事情など、様々なことが重なり、心がうまく機能しないような思春期を過ごしました。 そのような中で、社会の規範に外れる部分や要素を持っていたからこそ、違いや規範について人よりも考え、気づきを得たり、自分を好きになる術を習得していったとも感じています。 また、大学に入ってから様々な学問と触れていく中で、普通とは何から見た普通なのかや、ジェンダーだけではなく、障害、人種など、人が無意識に判断してしまう人間の側面についてより深く考える機会も増えました。 私は今までの経験において、自分のマイノリティな部分や不完全なところも含めて受け入れることが他者の受容にも繋がることや、根源的な部分に目を向ける視点を得たことは最大の学びだったと考えています。 ありきたりですが、自分の身近なところから物事を色んな視点で捉えられることや、自分が何者かに関わらず自分自身を好きになって生きていけることを体現できる人間でありたいなと思います。