株式会社ノースアンビシャス / VR・映像事業責任者 / クリエイター
林業に学ぶ、持続可能な発展のヒント(第一回 SDGsクリエイティブアワード 大賞)
▼作品意図▼ 地球温暖化によって海面上昇や異常気候が頻発しているという状況に対して、一個人が背負うには大きい問題を前に、自分にできることはあるの だろうかという疑問がありました。しかし、縁があって北海道滝上町の林業に携わる方々のお話を伺う機会があり、作品内でも語られている「孫の 世代のことを思って木を植えている」という話を聞いたときに「SDGsの根本となる想いは実はシンプルなのかもしれない」と思うようになり、この考 え方を日々の自分の行動に落とし込むことができるのではないかと考えるようになりました。テーマは「気候変動に具体的な対策を」としましたが、林業から学んだこの考え方は、17すべての目標を考える際にも共通する「ベースとなる考え方」として多くの人に広められればという思いで制作させていただきました。 ▼受賞理由▼ 作品は、美しい映像美とよい意味で気軽に観れるところが良い。北海道の林業の話をたどっていく先にそれが「孫のために取組んでいる」というストーリーに心がわしづかみにされる。単なる啓発や警告ではなく、物語性があり、短編映画を観るような楽しさが評価できる。 審査員:国谷裕子(キャスター)・菱川勢一(映像作家)・堅達京子(NHKエンタープライズ)他