俊晴 竹井
前向き観察研究 「超速攻型β遮断薬ランジオロールの開心術後心房細動に対する一般病棟の安全な使用の検討」
開心術後の心房細動が予後に影響を与えることから、2014年7月から2015年5月までAFFIRM試験を参考に一般病棟でランジオロールの導入が可能かを検証した。プロトコルの運用を心臓血管外科医師と連携し作成。病棟スタッフへの勉強会を開催し薬剤知識を共有。薬剤師と協働し投与後の時間設定をしバイタルサイン測定・有害事象の発生の観察を徹底した。結果、有害事象につながる血圧低下を回避でき有効なレートコントロールが得られ、24時間モニタリングツールのない状況下においても多職種の連携を十分に図りかつ適切で安全な治療・看護を行うことで超速攻型β遮断薬ランジオロールの一般病棟での使用が可能であることを実証でした。2015年日本循環器学会で発表済み。2016年「PROGRESS IN MEDICINE」 36(3)363-369,2016 投稿済