irodori coinの流通実証
課題:現在、多くの組織では従業員間で業務ノウハウを共有したり、アイディエーションに協力したり、他部署の些細な業務に協力したとしても、そうした個人の努力が客観的に認められることはなく、また評価されることもない。しかし、こうした目に見えない「良い行動」の積み重ねが、業務の効率化や想像力の発揮、個人のモチベーションの向上につながっている側面がある。 解決の方向性:「良い行動」を可視化することで、「良い行動」を起こすインセンティブを付与するとともに、コミュニケーションを活性化し、職員間の互恵的な関係構築に繋げることが重要である。 方策:そこで仮想通貨の仕組みを活用したウェブアプリケーションを使い、従業員が、他の職員や組織全体にとって「良い行動」を行ったときに、「ありがとう」の気持ちを「トークン」として送り合うコミュニティを創る。 トークンの保有量や受け取る量によって、貢献度が可視化されると、達成感を満たされるため、さらにトークンを送りたくなる。 こうして、トークンの流動性を高めることで、担当や部署・フロアを超えたコミュニケーション・コミュニティの活性化を実現する。 まずは、「ありがとう」の気持ちの可視化と流動性を高める方法を検証するため、2週間程度の実験を実施する。