広島大学 (Hiroshima University) / 総合科学部
「高齢者の暮らし」をテーマで卒論執筆
東日本大震災の際、私は石巻の避難所でボランティア活動に参加しました。 その現場では、本来であれば医療的なケアが必要なお年寄りの方々が、病院に入ることもできず、医療依存度が高いにもかかわらず、非常に過酷な環境で生活を余儀なくされていました。 また、震災以前に地域の中で築かれてきたコミュニティは崩壊し、高齢者の方々が、個々の生活背景や関係性を十分に考慮されることなく、一か所に集められている状況を目の当たりにしました。 私はこの光景を、非常時に限った特殊な出来事とは思えませんでした。むしろ、これからの日本社会が直面する高齢者の暮らしの問題が、危機的な状況の中で一気に表出したものではないかと感じました。 この経験を通して、高齢者がこれからどのように暮らしていくのか、そして社会はその暮らしをどのように支えていくべきなのかを、より深く考えたいと思うようになりました。 その結果、卒業論文では「高齢者の暮らし」をテーマに設定し、執筆しました。
