ゴミ拾い
僕の人生を変えてくれたきっかけの一つ。それがゴミ拾いだ。 大学時代、人生のどん底にいた頃、バイト先の先輩が「まこちゃん、今度皆んなでコスプレしながらゴミ拾いするんだけど、よかったら一緒にやってみない?」と誘われた。 それまで、僕は自分を中心に世界は回っていると勘違いしていた。いわゆる厨二病だった。 だから、正直「ゴミ拾い?なにそれ楽しいの?偽善じゃね?」って思った。 でも同時に、バイト仲間から遊びに誘われたことが嬉しかった。誘ってくれたバイト仲間も恥ずかしそうに「ど、どう。。。?」というテンションだったから、僕も悪い気はしなかった。 人生どん底だったことも重なって、何か新しいことを始めたいと思っていた矢先だったのもあるだろう。 とりあえず、コスプレして、名古屋市内を4人でゴミ拾いした。 街行く人たちに応援された。写真もたくさん撮られたし、ちょっとした有名人気分に浸れた。 ゴミ拾いの後食べた一蘭のらーめんは、今でも僕の人生でぶっちぎりナンバーワンで美味かった。人に喜ばれることをするのがこんなに楽しくて、こんなに満たされた気持ちになるとは、まったく想像していなかった。 それから、僕はその4人のメンバーと定期的にゴミ拾いをするようになり、大学を卒業して地元に帰った後も、一人で海辺のゴミ拾いを続けた。 当時はお金がなかったから、町役場に掛け合い、ゴミ袋とゴミ処理場を自由に使わせてもらえるようになった。 「他者貢献」と言ったら大袈裟だけど、僕の他者貢献の原点は、間違いなくゴミ拾いだったと思う。