Osusowake.SG / 創業者
和食惣菜店をシンガポールで始める
◆「海外でも美味しい和食を食べたい。自宅で。子どもと一緒に安心して食べられるような」 シンガポールで過ごしている時に、こんな想いを抱いていました。 日本のように手軽にスーパーマーケットの惣菜が手に入る環境ではありません。 子どもが生まれてからはとくに「添加物が少なくて、安心して食べさせられる和食が欲しいなぁ」と思い続けていました。 ただ、それを望むと値が張り、普段使いなどできるはずがなく。 「じゃあ、自分でやればいいんじゃないか」 という思いに至ります。 就労ビザの関係や飲食店開業の許諾関係を調べると、思ったほど難しそうではないことが分かりました。 自宅で営業するので、設備投資などの初期投資もほぼなくて済ませられそうだ。 それならば「リスクも少ないし、始めてみよう」とスタートしました。 ◆SNSで集客 シンガポール在住の日本人子育て世帯をターゲットにしました。 子育て世帯のママパパと話をしていると、私と同じように美味しい和食の入手に苦労している状況をよく聞いていたからです。 情報拡散の主な手段はInstagramです。 ひと目で分かりやすいフィード画像をcanvaで作成して、週に3日は更新するように。 口コミも手伝って、スタート当初から注文は途切れることなく続きました。 当初、シンガポール人や在住外国人もターゲットにしていました。 しかし、有難い限りですが、日本人からの注文数が一定程度いただけていたので、日本人をメインにするようになります。 ◆ワンオペ故に省エネ 注文の受付は、LINEに一本化。 ほぼ全ての日本人が使っているので、操作方法がわからないという問い合わせを減らせます。 支払いは現金もしくはスマホを使った銀行振り込み。 手数料も不要、即時反映できるスマホを使った銀行振り込みにすることで、徴収漏れを防ぐことができます。 ◆大好評だった惣菜事業 お客さんからは、 「こういうお店を待っていました」 「かぼちゃの煮物なんて久しぶりです」 「子どもがよく食べてくれて注文してよかったです」 といった感想を数多くいただきました。 お客さんの多くは、子育て家庭で 当初考えていた 「美味しい和食を自宅で子どもと一緒に」 というイメージを実現することができたと思います。