和哉 森川
農産物加工品の最適在庫算出に関する研究
食品メーカーと共同で、企業にデメリットがある在庫過剰、過少を起こさない最適量の在庫算出方法を検討している。研究目的は,需要変動と生産量変動の双方から在庫量を最適化すること。一般的に在庫は需要量を基に決定するものだが、対象とする製品は原料が農産物であるため、需要の変動に加えて、生産量の変動、長期のリードタイム、原料の生産が年一回であるという特徴があり、特に生産量は生産地によって変動に差異が見られるため、一概に最適在庫を導出することが困難である。そこで、需要予測と生産量変動の解析を同時に行うことで在庫の最適化を目指している。