東京工業大学大学院修士課程 / 工学院・機械系・エンジニアリングデザインコース
エンジニアリングデザインプロジェクト
エンジニアリングデザインコースの選択必修科目。約半年間をかけたPBL型の授業です。製品開発における「デザイン思考」について力を入れて学びました。デザイン思考とは、ユーザインタビューを通した共感、課題定義、アイデア創出、プロトタイピング、ユーザーテストの5段階を繰り返すことで、問題の本質を捉えたソリューションやプロダクトをデザインする方法論です。 文化や思考が多様化している現代社会において、複雑なニーズを明らかにし、それに対応するためには、技術を価値の創造に結びつける必要があると考えています。 活動を通じて、ユーザーインタビューやユーザー体験を繰り返すことで、自分では予想もつかないような真の課題を実際に感じました。そして、アイデアを実現するためのスキルを磨きながら、本質的な価値の提案に基づいたプロダクト開発を目指しました。また、このプロジェクトでは、他学科の学生や美大生、社会人履修生からなるチームで活動しています。そのため、多様な背景を持ったメンバーとの活動を通じて、それぞれの専門知識がもたらす新たな気づきと視野の転換による議論の進展を日々体験しました。