日本のアート産業の市場規模はどのくらい?初調査から見えた実態
一般社団法人 アート東京が、先日あるレポートを公開した。「日本のアート産業に関する市場調査2016」は、その名が示すように、ギャラリー、百貨店、オークション会社、美術館などのいわゆるアート産業で、1年間にどれだけの経済活動が行われているのかを購買者側からリサーチしたレポートである。これまで全容の曖昧だった日本のアートマーケットの実態に迫った同レポートをつぶさに見ていくと、日本独自のアートの潮流、そしてコレクターやアートファンの動向が浮かび上がってくる。 今回、同レポート制作の指揮を主導した、アートフェア東京のマーケティング&コミュニケーションディレクターの墨屋宏明にインタビューする機会を得た。いったいどんな理由からこのレポートを作り上げたのだろうか?