株式会社ノイズ・バリュー社 / 地域活性化事業部・専務取締役
ビジネス × SDGs × 地域活性化
500円ランチがつなぐ、まちと子どもたちの未来 宜野湾・ふてんまの台所の挑戦 ノイズ・バリュー社とコザ信用金庫で連携し、業態転換の伴走支援に取り組んでいます。 沖縄本島中部、宜野湾市・普天間。 このエリアで、静かに、しかし確かな意思を持ったプロジェクトが進んでいます。 地元の一企業が「お弁当屋さん」から「レンタルスペース」、そして「こども食堂」へと、段階的に事業のかたちを変えてきました。 一見するとよくある“業態転換”。が、その裏には「自分たちの強みを、まちの未来のためにどう活かすか」を何度も問い続けてきました。 大切にしていたのは、地域の子どもたちの“自己肯定感を育める場所“をつくること。まずは、しっかりお腹を満たしてもらうことから。 今では、水曜から土曜までの日替わり500円ランチの収益が、子どもたちの朝ごはん提供に使われ、「食べること」が、誰かの支えになる循環のしくみを構築。 ここでは、与える側・受け取る側という境界を、自然と取り払うことをデザインしました。 重要なのは、「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」を丁寧に見つめなおし、“なりたい姿”を言語化するプロセス。 企画や戦略を押しつけるのではなく、代表者自身が本当にやりたいことを、地域とつながる“しかけ”として育てていく——それが、支援のポイントに。 決して大きな予算や派手な仕掛けではない。けれど、地域の空気を読み取り、人と人の間にある熱や希望をすくい上げる。「やりたい」が「やってみよう」に変わる瞬間を、そっと後押しする。そんな支援が、いま求められているのかもしれません。 「ふてんまの台所」は普天間りうぼうのすぐ近く。お店を利用される方は普天間りうぼうの駐車場は無料で利用できます。このまちに立ち寄る機会があれば、ぜひ一度、足を運んでみてください。 何より、このご時世でワンコインランチが味わえるという驚き!(私も利用したい:笑) そのメニューが、地域の子どもたちの明日につながっています。 ビジネス × SDGs × 地域活性化 そんなプロジェクトを、これからも育てていきます。