機械学習工学研究会
機械学習、深層学習(ディープラーニング)が急速に社会に浸透しつつある一方で、従来型のITシステムに用いられてきた様々なソフトウェア工学的手法は、機械学習を組み込んだシステム(機械学習システム)の前に全くと言っていいほど通用しなくなってしまっています。機械学習システムの開発・テスト・運用の方法論は未だに確立できておらず、開発現場ではエンジニア達が試行錯誤でなんとか凌いでいる状況です。 このような現状を踏まえ、機械学習システムに対しては「機械学習工学」ともいうべき、新たなパラダイムの確立・体系化が必要である、という考えのもと、機械学習システムの開発・運用に関わる様々な手法やツールを扱う「機械学習工学研究会」を立ち上げました。2018年9月に有志が集ったのち、いくつかの活動を経て、2018年4月より日本ソフトウェア科学会の公式研究会として発足しました。 現在、研究者とエンジニア、それぞれの立場から、機械学習システムに対する問題提起や研究報告,エンジニアリング・プラクティスについて情報を交換しあい、議論する場を提供しています。