東洋大学 / 文学部国際文化コミュニケーション学科
卒業論文:スタジオジブリ作品『耳をすませば』の特異性:スタジオジブリで唯一キャリア形成に焦点を当てたアニメーション
大学2年次より堀ひかり教授の映像文化論ゼミに所属しておりました。当ゼミでは、主に映画やアニメーションなどの映像資料を、カメラワークやショット、キャラクターの人物造形等といった制作視点から分析することで、作品に込められている命題や時代・文化との関連性について自らの言葉でまとめプレゼンする力を培いました。 また卒業論文では、大好きなスタジオジブリ作品の中から近藤喜文監督の生涯1作品である『耳をすませば』(1995年)を取り上げ、『耳をすませば』の特異性がスタジオジブリで唯一主人公のキャリア形成に焦点を当てた点であることについて、柊あおい原作の少女漫画『耳をすませば』からの変化や近藤喜文監督の若者に対する思い、そして宮崎駿らが監督を務めたスタジオジブリの他作品との比較を通じて論じました。