李 振全

2016年に創業したEBC株式会社は、この11月で6期目を迎えました。 取引先各社様には謹んで感謝申し上げます。 思い返せば起業当時、 「アジアの東端から世界をつなげる架け橋となる会社をつくりたい」 という思いで独立したものの、何もないところからスタートした会社でした。 そこから試行錯誤を繰り返し、 志を共にする仲間を一人、また一人と増やす中で、 起業当時に設定した「5年後の売上10億円」の目標は、なんとか達成することができました。 2021年も残すところ2か月を切りました。 若干振り返りには早いものの、この節目に合わせて述べさせていただくとすれば 「変化とチャレンジングな1年」だったと思います。 私共が手掛ける樹脂プラスチック関連業界にとっては、 2021年1月のバーゼル法改正により、業界内ではPVCを直接インドに出荷することができなくなる事態に陥りました。 その状況を見越して弊社は1月7日より、正規のルートを整備し、流通をストップさせることなく、海外のお客様のご要望に応じて安定的な供給を実現してまいりました。 2021年5月以降も、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せない中、 ・樹脂材料の不足 ・金属の納期遅れ、並びに相場の高騰 など、ビジネスの波に直面することも度々ありました。 それでも、お客様のニーズに寄り添い、ご提案をすることで、 新規の取引を始めることができました。 さらに2020年春からのコロナ禍以降、海外の数々の港がロックダウンの実施・解除を繰り返し、貿易業全般への影響が長く続いております。 また、相場によって新規参入の影響を受けることもございました。 それでも「お客様の要望に応える」ことを第一に、 小回りが利く専門商社としてルートを開拓し、関係各所に交渉を続けることで、 ビジネスを止めずに前へ進むお手伝いができたのではないか、と感じております。 次の5年は更なる成長を目指し、 10年目　売上25億、利益2.5億を目指します。 特に、以下の点に注力いたします。 ・金属関連事業の売上割合を上げる ・樹脂関連事業の国内ニーズを的確にとらえ、国内外の需要に応える これからのEBCも、激変するビジネス環境に合わせて歩みを止めず、 チャレンジを続けてまいります。 6期目も、成長するEBCにご期待ください。