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[ZYYXDAY in 香港] 深圳(シンセン)探訪

こんにちは。シニアアーキテクトの小野です。


全4回連載の ZYYXDAY in 香港 のレポート、第2回目は「深圳(シンセン)探訪」です。

※前回までのレポートはこちら。
第1回 [ZYYXDAY in 香港] いざ、香港へ ~ZYYXDAYとは~

そうだ深圳、行こう。

2018年の社員旅行は、香港2泊3日。2日目は完全にフリー。
旅行会社のオプショナルツアーに申し込む人、レンタサイクルでツーリングをする人、マカオに渡ってカジノでひと山当てようと目論む人(結果は次回のマカオ編をお楽しみに)等々、それぞれ面白そうなプランがある中、弊社一番の中国通&ギークなS君の「中国のシリコンバレー、深圳(シンセン)にいってこようと思っております」という発案に乗せてもらい、中国で今一番熱いテクノロジータウン、深圳に行ってきました。
ツアーメンバーは、直前までぼっちで、寂しげに駆け込んできた社長も含めて8名。


深セン市 - Wikipedia
深圳市は 香港の 新界と接し、 経済特区に指定されている。 北京市、 上海市、 広州市と共に、中国本土の4大都市と称される「北上広深」の一つであり、「一線都市」に分類されている。中国屈指の 世界都市であり、 金融センターとしても重要な機能を果たしている。 2010年の近郊を含む 都市的地域の人口は1,447万人であり、世界第15位である。アメリカの シンクタンクが 2017年に発表した総合的な 世界都市ランキングにおいて、世界80位の都市と評価された。中国本土では 北京市、 上海市、 広州市 に次ぐ4位で
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E3%82%BB%E3%83%B3%E5%B8%82

当日は、早目に起きて朝食をしっかりいただき(調子にのっていただきすぎた)、香港島に昇る朝日を拝み、出発です。


深圳へは電車やフェリー、バス等で行けるのですが、今回は電車を利用しました。
香港と深圳は隣接しているため、感覚的には東京から神奈川に行くような感じでしょうか。

深圳行きの電車に乗って

まずは、香港MTRの紅磡(ホンハム)駅へ。ここで東鉄線の羅湖(罗湖・ローウー)までの切符を購入します。紅磡~羅湖は、11駅・40分強。運賃は40.0香港ドル(600円)。
はじめての地下鉄。販売機の前でドキドキです。

※旅行当時のレートで、1香港ドル=15円、1人民元=17円で計算しています。

切符はクレジットカードサイズのプラスチック製。入場はタッチで、出場時に回収されます。

香港MTRの危険物持ち込み禁止ポスターが、あのヒットアニメ映画風味。
「MTR構内に危険物を持ち込まないでください」的なことが書かれています。

香港MTRの座席はステンレス製で、弊社社長のジョークのように冷たく滑ります。

こんなところにくまモン。香港MTRとコラボしているようです。

一国二制度

羅湖に到着。ここで、香港を出国し、深圳(中国本土)に入国です。香港も深圳も国家としては同じ中国ではありますが、「一国二制度」の関係で、行き来するには出入国が必要となります。マカオも同様。


メンバーのY君が中国人と間違えられ、違うレーンに誘導されるというハプニングはありましたが、全員無事に中国入国を済ませます。
その後、人民元への両替の為に両替所を探していたら、ATMでキャッシングしたH君が、入力を間違って予定額の10倍の人民元を引き出してしまったため、メンバーで200元(3400円)ずつ買い取ることに。
ま、個別に両替する手間が省けてラッキーということにしておきましょう。

さて、ここからは地名は簡体字になります。
罗湖から目的地の华强路(フアチャンルー)までは、深圳地下鉄1号線に乗ります。5駅・10分程で、運賃は3元(51円)

地下鉄のチケットは、プラスチックコインでした。これも入場時にはタッチ、出場時に回収されます。
記念にひとつ余分に買って持ち帰りました。

賑やかな車内。

目的地に到着

华强路の駅を降りると、いきなりクッション材を大量に積んだ自転車が。
街並みは近代的なのに、このギャップが素敵。

大きな遊歩道の周囲にビルが林立しています。写真では見えませんが、道沿い(ビルの一階)には、スマートフォンの販売店、修理店が沢山あります。
そして、ドローンが沢山飛んでいます。(おそらく店頭デモ)

この時点でお昼を過ぎていたので軽く腹ごしらえをし、特にこれといった目標もなく、目についたビルに手当たり次第に入ってみます。

どこのビルもこんな感じで、十数階建てのビルの各フロアに、小さな店舗がぎっしり詰まっています。電子部品、携帯電話、ドローン、望遠鏡、カメラ等々、固いものならなんでもありそう。
秋葉原のラジオデパートとか、ラジオセンターを恐ろしく巨大化した感じですね。
こんなビルが、エリア全体で30棟くらいあるのだとか。

ビルは、たいていこういった感じの吹き抜けになっています。

専門店が多く、LEDならLEDばかり売っています。

これは何でしょうか。
リレー(継電器)のようです。いろんな形がありますね。

このお店は、とにかくケーブル&ケーブル。

同じ種類の部品が大量に並んでいる様は、アート作品を見ているような錯覚を起こさせます。

深圳行きが決まった時には「これからのIoTのアイデアに使えるようなものがあったらいいよね」といろいろ探していたのですが、広さと物量に負けて、その目標にはたどりつけませんでした。残念。

でもせっかくここまで来たので、深圳らしいものをということで、トイ・ドローンを購入しました。
手のひらに乗る可愛いヤツです。スマホと連動して、動画や写真の撮影もできるスグレモノです。

このドローンは、最初は250元(4250円)と言われた(そもそも、どの店も定価を書いていない)のを、「4人でまとめて買うからディスカウントして!」と中国語が話せるS君に交渉してもらい、何度かのやりとりの末、1台200元(3400円)くらいまで下げてもらいました。
実際はもっと下がったのかもしれません。

戦いすんで日が暮れて

その後、数棟のビルを巡り、さすがに歩き疲れてきたのと、時刻も夕方になってきたので、来た時と同じルートで香港へ戻りました。

帰りのMTRは、ちょっと贅沢してファーストクラスを利用。普通車だと40.0香港ドルのところ、倍額の80.0香港ドル(1200円)かかりますが、ファブリックで広めのボックス席で、しかも空いているので、のんびり座って帰ることができました。

最後の方がバタバタになりましたが、深圳訪問の雑感を。

・活気が凄い。人類史上最速で発展した街と呼ばれるだけあって、いくらか古い部分も垣間見えるけど、近代的な街で、イメージの中の中国と全く違いました。(私のイメージの中の中国が古いというのも事実)
・スケールが凄い。この物量の中にきっと「宝物」があるんだろうとは思いつつも、それにたどり着ける気がしない。
・次回行く機会があれば、朝から余裕を持っていきたい。また、今回は食事の下調べを全くしていなかったので、深圳グルメも楽しんでみたい。
・今回写真を撮っていないのが残念ですが、あるビルで、フロアのほとんどがスマホやタブレットの修理ブースという場所がありました。どうやら、カスタマイズもしてくれるみたい。 以下に、参考記事を貼っておきます。

中国発「スマホ改造工場」に潜入! | 日刊SPA!
中国随一の電気街といわれる広東省深セン市内にある華強北路。ここでは、香港からハンドキャリーで持ち込まれたiPhoneやGalaxyなど最新スマホから、「山寨」と呼ばれるパクリ製品に至るまで、ありとあらゆる携帯やタブレットなどのガジェットが売られている。  そんな「中国の秋葉原」ともいえる電気街の雑居ビルに、 ...
https://nikkan-spa.jp/335285


次は香港でサイクリング編をお届けします。お楽しみに!

追伸。買ってきたドローンは健在です。よくできています。

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